点の記録

点と点が結ばれるのをじっと待つブログ。主に書籍について。サブで音楽やら映画やら。

読書

藤田覚『幕末の天皇』

幕末の天皇 (講談社学術文庫) 作者: 藤田覚 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/02/13 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (6件) を見る 王政復古までの道のりを、光格天皇の出現からわかりやすく書いている一冊。 皆さんは「…

『代替医療解剖』──「プラセボでも効けばよかろう」は正しいか

代替医療解剖 (新潮文庫) 作者: サイモンシン,エツァートエルンスト,Simon Singh,Edzard Ernst,青木薫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/08/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (33件) を見る 僕がプラセボ効果を初めて知ったのは、小学校のときだ…

『千夜千冊エディション 本から本へ』──レビューからにじむレビュアーの思想を味わう

千夜千冊エディション 本から本へ (角川ソフィア文庫) 作者: 松岡正剛 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/05/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 1冊の本について語る、ブックレビューを作るというのは難しいというイメージがあるが…

『猫語の教科書』

人間の心を最も動かすことのできる動物は人間ではない。猫である。 猫が嫌いであるという人はこの世にいない。もしもいたとしたら、おそらく猫に親戚か友人知人を殺された者たちだ。そういう人は無理に猫を好きになる必要は無い。至極少数である。そのような…

『古代ローマを知る辞典』

古代ローマを知る事典 作者: 長谷川岳男,樋脇博敏 出版社/メーカー: 東京堂出版 発売日: 2004/09/01 メディア: 単行本 クリック: 8回 この商品を含むブログ (2件) を見る 2004年の本なので、最新の研究結果とは違う部分があるのかもしれないが、まさしく古代…

面白いレビューを書きたい

山崎は「面白いレビュー」を書きたい。何故か。我々オタク共が手っ取り早く自分の好きなことで社会に役立ちたいのなら、作品に金を出すか、作品を他者に語るかをすることに搾られてくるからだ。

ライト書評 『ボランティアという病』『術語集』『世界史とヨーロッパ』

ボランティアという病 (宝島社新書) 作者: 丸山千夏 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2016/08/05 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 押し付けがましい善意によって地獄を見る人がいる。ボランティアはかねてより、「善意の押しつけ」「自己…

『エロスと「わいせつ」のあいだ』──「文化」か「犯罪」か

エロスと「わいせつ」のあいだ 表現と規制の戦後攻防史 (朝日新書) 作者: 園田寿,臺宏士 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2016/02/12 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 我々一般市民は、性的な表現を目の当たりにした時、それがエロ…

『世界の名著』シリーズを集めはじめました

降って湧いたアマギフで、かねてから欲しいと思っていた『世界の名著』シリーズの購入をスタートさせた。まずは1巻から15巻まで。 全品ヤフオク一括購入という手段もあったけれど、まとまったお金も無いし、一度に届いたとしても置いておくスペースも無いの…

約2500冊の「極意」

真理や真実は無いのに ちょっと意地悪な記事です。 我々迷える子羊=現代人は、真実や真理を求めたがる。僕もそうだった。今でもそうであることがしばしばなのが情けない。気が滅入っているときなどに書店に行くと、誘蛾灯に誘われる羽虫のごとく、ビジネス…

「初学者殺し本」の見分け方

「初学者殺し本」とは 「初学者殺し本」 本来、初心者を読書ターゲットにしていると想像できる「入門」の名を冠しながら、実際は多量の前提知識が必要であり、とても初学者が読めるようなものではない書籍のこと。個人差アリ。 山崎が安直なネーミングセンス…

エミール・デュルケーム『自殺論』──自殺について考える種本

自殺論 (中公文庫) 作者: デュルケーム,宮島喬 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1985/09/10 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 137回 この商品を含むブログ (81件) を見る 若い世代の死因に自殺は多い。日本人の年齢別死因では、20歳~39歳の第1位が…

ジグムント・バウマン、ティム・メイ『社会学の考え方』

社会学の考え方〔第2版〕 (ちくま学芸文庫) 作者: ジグムントバウマン,ティムメイ,Zygmunt Bauman,Tim May,奥井智之 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/08/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 僕は大学の頃社会学部に所属していたけ…

本多静六『私の財産告白』──貯金ができない人が読むべき本

財産告白 私の財産告白 作者: 本多静六 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2013/12/20 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (3件) を見る たまには自己啓発本。 山崎は金にだらしなく、その場の欲望を金で補ってきたおかげで、金欠の割にはブクブ…

ピエール・バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』──書評ブロガーはこの本を読むべきだ

未読コンプレックス 本が好きであると自負している人に付きまとう、厄介な問題があります。それは、「未読状態」にストレスを感じてしまうということです。 読書が好きである、ということを公言していればいるほど、「あれよんだ?」という問いに対してはナ…

太宰治『お伽草子』──婆汁なんてのは、ひどい。

読書が好きです、といいながら、ここ一年ろくに小説を読んでいませんでした。 こりゃいかん、と思ってAmazonで手頃なのは無いか?と探していると、『太宰治全集』というものがありました。Kindleで。衝撃の200円。随分と安い。ブックオフで太宰治の作品を全…

取り扱うジャンルを限定することにしました

何を書いたら良いのかわからない、というのでヤキモキすることが増えたので、暫くの間は修行のためにメインジャンルを「書籍(マンガ含む)」、サブジャンルを「音楽」「映画」に据えて文章を書くようにします。前の記事みたいなポタージュご飯とかいきなり…

良書と悪書の基準

外山滋比古さんの『乱読のセレンディピティ』を読んでいたら、序盤にこんなことが書いてありました。 乱談のセレンディピティ 作者: 外山滋比古 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 2016/06/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る おもしろい…