点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

雑記

自虐の作法

最近の記事を読み返すと、自分の不毛なる精神的な運動の気づきを、どういう目的で広めているか不明瞭な内容のものばかりである。そして更に気がついたことは、「おもしろトピックス」に昇華できていないことだ。これはまずい。単なる自虐に終わっている。こ…

『労働2.0』は「立志術1.0」だった

労働2.0 やりたいことして、食べていく 作者:中田敦彦 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2019/03/16 メディア: 単行本 『◯.0系』(テンゼロケイ)と僕が呼ぶ本には、個人的ハズレが多い。図書館でたまたま見かけて借りて読んでみた『労働2.0』も、ご多分に…

脱自己啓発という自己啓発

2019年は最後に全然おもしろくない真面目な記事を投稿してしまったので、2020年はじめの一発目は少し尖った内容でスタートしたい。 新年の抱負なんぞを二次会で語らい合っている頃合いだろうが、新年の大いなる決意はビジネスの格好の餌だ。やりがいやヤル気…

いろいろありすぎた2019年

頭痛がする中で、年内最後のブログ記事を更新する。最近ブログ記事を更新する気になれなかった理由は書けば書くほど言い訳がましくなるので、しないことにする。2019年を言い訳で締めくくるわけにはいかない。 うつ病 2019年はうつ病によって生活基盤が大き…

読書好きによる読書必要論

「本は必ずしも読まなくてもいいんじゃないか」という意見を一つ前に書いたから、今度はバランスを取る意味でも、そしてこのブログのメインコンテンツである書籍を扱っている人間としても、「それでも読書をする理由」について書かなければならないと思って…

読書好きによる読書不要論

日本国民の約半数は、一月に一冊も本を読んでいないというデータがある。*1 いわゆる教養人は、こうしたデータを読むと、「もっと読書をするべきだ。さもなくば日本は滅びる」云々と机上の空論(中には妥当なものもあるが)を延々と述べたりする。その根拠は…

自責の念'を捨てるには

タイトル通り、自責の念'(ダッシュ)を捨てるための第1歩として、以下の文章を残す。 実は、精神科の主治医に、希死念慮について伝えることができていなかった。 なぜかというと、事態を重く受け止められて、より病人のように扱われることに対する恐怖感があ…

散歩最強

僕は自分が正しいと思ってきたことを実践してきたおかげで鬱になった。 なので今度は、「今まで自分が正しいと思っていたことと逆のことをやる」という戦略を取ることにした。天の邪鬼戦略という。グレる、とも言える。 まずは内面的正義に関する情報を書き…

営業はサイコパスに任せよう

僕はうつニートになるまで、ドコモショップ店員だった。 その頃、dTVやらdヒッツという自社製品をオススメせよというお達しがあり、ノルマもあった。僕はドコモのサービスで一番役に立つのはdマガジンくらいしかないと思っていた人間なので、dマガジンはオス…

フロー(心理学)は虚しい

「流れ」を意味する言葉である「フロー」は、心理学を学んだ者、IT起業家、若手経営者、意識高い系大学生高校生、学習系YouTuber、DaiGo派などの新人類の間では、どうやら違う意味で捉えられるらしい。 彼らの頭脳の中にある辞書がはじき出す「フロー」の意…

自演と宣伝

bunkolog.hatenablog.com 拙者、『文庫-LOG』という文庫で読める本を紹介するブログなんてのもやっているんであります。 ブロニーなんて下品な内容の記事を、一番上に載せておくのが、なんだか恥ずかしいので、無理やりねじこむ。 更新しました。 それだけを…

『文庫-LOG』を全然更新できていないという事実

僕はこのブログの他に『文庫-LOG』という書評ブログをやっています。 文庫に絞って書評をしようということをコンセプトにやっています。 しかし最近更新できていません。 理由は、図書館で借りる本の中に、文庫がそれほど入っていないこと、上限まで借りてし…

またSNS依存してたから気をつけたいのコーナー

おいおい。ちょっと待った。 僕はSNSを使わないほうが良いのではないか?という情報を入手し、ブログに記事まで書いて、「もうTwitterやFacebookなんて使いません!」とか言っておきながら、気がついてみると、最近、めっちゃSNS漬けになっちまっているので…

趣味になるべく金をかけない方法

自由に使えるお金が少ない人にとって、自分の趣味にどれだけお金をかけるかというのは非常に悩みどころ。 もし趣味にたくさん使えば、趣味以外のことに使えるお金が減ってしまい、もし趣味以外のことに使ってしまうと精神的な潤いが無くなってしまいます。そ…

告白。テラミナトさんが好き2019

告白。テラミナトさんが好き YouTuberのteraminato氏をご存知ですか。 彼のファンである僕としては、平沢さんの次に彼が注目されて欲しい気がしてならないのです。 いわゆる商品レビュー系の方なのですが、独特な雰囲気、語彙の抱負さ、レトロゲームの知識、…

ライフハックなんていらない

ライフハック記事ほど吐き気を催すものはありません。 何故かと言うと、「人生をより効率良く生きよう」という思想は、「人間が効率よく生きる能力がある」という前提にたっているからです。 そうした能力はあるのかもしれませんが、生活レベルで効率化を求…

汁気のない文章から脱出したいのだけれども

FUJI ROCKの記事のときはあんなに生き生きしていたのに、書籍関係になると、途端に僕の文章は、セミの抜け殻、干からびたミミズ、轢かれたアリ、腐った魚のようなものになるのは、一体どういうことなんでしょうね。 「血の通っている文章を書け!」とかなん…

FUJI ROCKから平沢進さんに興味を持った人のための『平沢進・入門』

太陽系からサワッディークラップ! 語彙低下でFUJI ROCK2019に出演した平沢進+会人(EJIN)のライブレポをしたAchelouと申すものです。 achelou.hatenablog.com 沢山の人に読んでもらって本当に嬉しいです。 執筆当時、相当興奮してしまったせいで、「極めて…

「脱自己啓発」という名の自己啓発

自己啓発を脱するというテーマでひとつエントリーを書こうと思います。 多くの日本人が、自己啓発=胡散臭いというようなイメージを抱くようになっていると思います。 これは非常に良いことでしょう。 自己啓発に対する抵抗感や胡散臭さを見破るセンサーが、…

溜まるマグカップ

実家での療養は続いております。 ありがたいことに自分の部屋なんてものを持たせて頂いております。 親には頭があがりません。いつか絶対恩返しがしたいなあ、と思いを積もらせるばかりですが、親不孝者でして、それよりも早く積もるものがあります。 それは…

「型」や「術」や「法則」という幻想

「型」や「術」、それから「法則」という名前で喧伝される、特定の思考の枠組みは、本質的には幻想であり、混沌に満ちた社会において、役に立つときと、そうでない時があり、使い所を間違えるとバカを見ることになります。 小室直樹の著作『論理の方法』では…

治癒散歩

医者から散歩は効果的であると言われたので、元気があるときは散歩、ウォーキングをするようにしている。調べてみると、週に2時間の軽い運動をするだけで、ストレス耐性が上がるという情報があったり、自然の中を歩くとリラックス効果があるということがわか…

経過報告~「人生遊び得点票」を作ったという話~

投薬されはじめてもう3ヶ月目だが、だんだん以前の精神状態に戻ってきたような気がする。しかしうつ病というのは脳機能の低下が原因と考えられるため、自覚的な気分の上下や、他者判断による気分の浮き沈みをあてにして、回復したと思いこんではならない、と…

猫舌は矯正しない方が幸せなんじゃないか

弟が猫舌を克服したと言うので、どのような方法であるのか尋ねた。 弟が言うことには、猫舌というのは、食べ方・飲み方の問題であり、それを矯正することによって克服可能である。猫舌の人は、熱いものを口に含む際、舌の先端に当ててしまう。これが良くない…

何かを断つことについて

母が断酒してもうすぐ1年になる。 断酒に成功してから、しきりに断酒の効能について、僕に話してくれるようになった。僕は医者から禁酒を言い渡されたので今は飲んでいない。たが、もし医者から、もう酒を飲んでも良いと言われるようになっても、よほどのこ…

格ゲー面白い

家族に格ゲープレイヤーがいて、その影響で格ゲーをやるようになった。 ゲームに久しく触れていなかったせいもあるのだろうけれど、これが非常に面白いと感じている。僕が今やっているのは「スーパーストリートファイターⅡX」(以下スパⅡX)という1994年4月…

文章術の功罪

しがないブロガーであっても、なるべく自分の文章の質を高めようと「文章術」という雛形を獲得しようとする。しかし文章術には罠が隠されている。その文章術が実践できているか判断するものが居なければ、結局「悪質な我流」の文章を生み出しかねない、とい…

文庫-LOGを始めたせいで、こっちで書評する時間が無くなったし、書評って難しいねって話

どうしよう。こっちで書評する時間が無い。同じ内容をコピペしちまえ!という腐れ大学生的発想が眼の前にぶら下がっているほど、こちらで書評をする時間が無い。単なる日記というか、そういうブログに成り果てようとしている。実は書評よりも、雑記のほうが…

洋服を選ぶことが苦痛だ

自分から洋服店に足を運ぶことは2年に1度ほど。主にやぶれた下着や、相方に先ただれた靴下の代わりを探すための買い物であって、自分の好みの洋服を探しに行き、それを喜々として買い求めるためのものではない。 あらゆるものに自信を無くしてきた僕だが、「…

昨日の記事に対する弁明と謝罪

Facebookに本ブログを共有をしはじめたところ、母に対して「お前のところの息子は大丈夫か?」という心配の声が届いてしまったらしい。うつ病であるということをブログで告白し、その僕から見える世界を記述しているのが原因であった。周囲の人間から心配さ…