点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

銭湯について

湯船の必要性

男が一人暮らしを長く続けていると、湯船に湯をはるなんてことは、面倒くさくってやらなくなることが多いと思います。少なくとも、僕の周りの一人暮らし男子は、湯船に湯をはるなんてことをやっている一人暮らし男性は希少です。と言いますのは、風呂自動が整った良い物件に住んでいるのが少ない。3点ユニットバス(便器、洗面台、湯船&シャワー)の家で、しかも追い焚きが無い、さらに洗濯機が残り湯に対応していないとなると、湯船を張るにあたっては、当人の心地よさしかなく、最初の一週間をシャワーで乗り切ってしまうと、その後もシャワーで生活するという習慣がついてしまうものです。

湯に浸かる、という習慣はテルマエ・ロマエで描かれたように、古代ローマの時代から受け継がれてきたリラクゼーションの手法であり、日本のように水資源が他の国と比べて潤沢とされている国では、「湯に浸かる文化」は広く国民に知れ渡っています。欧米化著しい時代を経てもなお、銭湯、温泉というものは未だに消えず、ビジネスとしてどれほど繁盛しているかは定かではないですが、ある程度は成立していますよね。個人単位では消失しつつある(とは言い切れませんが)「湯に浸かる」という習慣は今後も日本に残るのではないかというような漠然とした予想は、日本人なら誰でも容易にできるのではないでしょうか。

 

Achelou、数カ月ぶりに湯船に浸かる

新しい職場の雰囲気にも慣れまして、仕事を頑張って覚えているところですが、多少の気疲れと、立ちっぱなしによる足の疲れが出ておりまして、これが中々取れずにおりました。疲れた~疲れた~と呪文のようにつぶやいておりましたところ、彼女様から「銭湯に行こう!!」という名案を賜りまして、行ってまいりました。

基本料金は460円。フェイスタオルとバスタオル、どっちも持っていけば500円しない料金で、多彩な湯船とロビーにある1万冊はあろうかというマンガが読み放題、レトロゲームの筐体は100円で3プレイという、非常にAchelou的においしい銭湯でありました。銭湯について詳しく語りたい気持ちもありますが、それはまた追々。

で、今回の記事で何を伝えたかったのかというと、湯船に入ると本当に疲れが取れるということでございます。全国の「シャワーで良いや派」に伝えたい。シャワーじゃあかん。湯に浸かるということで、ここまで疲れが取れるとは思いませんでした。肩、腰、足にドドドーっと水流を発生させるジェットバスがあったのと、本当に久々に湯船でゆっくりしたからかもしれないけれど、心身ともにリフレッシュできました。ユニットバスで追い焚きなくてもいいから、湯船に湯を張って、何も考えずにボーッとする時間は必要だなと感じ、週1で通えたら通いたいくらいに、ころっと湯船、銭湯に惚れ込んでしまいました。

 

 

寝付けない人にもおすすめ

「湯船 健康 効果」で検索をかけるとライフハック系サイトからしか湯船の健康的な効能を知ることができませんでしたが、「夜ぐっすり眠れる」という効果があります!ということが書いてあるサイトは多く見受けられました。で、実感としてこれはありました。夜眠れないと感じている人は、是非湯船に入る習慣を身につけてください。他には汚れが取れる(目に見えない)、痩せる(すぐに痩せるわけ無い)、デトックス効果がある(怪しい)などなど、信用に値する、または実感できるものが少なく、あったらいいね……程度にしておきます。

最近なかなかボーッとする瞬間が寝る直前しか無く、意識がはっきりしている時間帯に、思いっきり何も考えずボーッとするということは至福でありました。湯船に入ってボーッとし、のぼせないように露天コーナーの椅子でボーッとし、また湯船に入ってボーッとする……という入り方をして40分ほど満喫しました。ボーッとしたことで何かいいことがあったか?というと、落ち着けた、リラックスできた、疲れが取れた以外、別段いいことは感じられません。「頭がクリアになった!」とか言ってしまうと、怪しげなニューエイジっぽい考え方を持っていると思われかねませんからね。

自分が住んでいる周辺の銭湯めぐりとか、やろうかしら。

 

過去記事です。

achelou.hatenablog.com

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