点の記録

点だけ打って線を引けない男が、点と点を結ぼうとするブログです。

絶対楽しい『読書通帳』について

読書記録について

読書記録の方法ですが、なかなかうまい方法が見つかりません。「ライト書評」サボリ気味だし、読書メーターも一冊一冊本を探して、登録するという作業はなかなか面倒くさいのです。その心を正せ!というのは苦難の道。もっとうまい方法はないのか……と考えておりました。

最近思いついたのは、読書ログ用のメールアドレスを作って、そこに写真を撮って送信するという方法。今月の冊数、今日の冊数を記録すれば、月に何冊読んだのか、どういう本が多いのかというのが、写真を撮る、冊数を記録する、ざっと写真を見てみてみれば、自分の癖を知ることができるという具合。先程、Gmailのアカウントを取得しました。実践はまだですが、途中経過は、当ブログで報告してみようと思います。

読書記録をつけるメリットとしては、自分の癖がわかるということです。ビジネス本に偏っているのか、はたまた小説ばっかり読んでいるのかというのがわかります。僕はできれば多くの本をジャンル関係なく読んでいきたいと思っていますが、何も考えずに図書館や書店で買う本を選ぶと、「自分が既に知っている」「自分が興味がある」本に集中してしまうわけです。これはいかん!そういうわけで、手軽かつ有効な読書記録の方法を模索していました。

稲城市の「読書通帳」

www.asahi.com

グーグルニュースをフラフラと読んでいると、こんな記事がありました。東京都稲城市の市立図書館で、「読書通帳」なる取り組みが始まったとのこと。これ、すごくいいと思うんです。私が住んでいる立川市も、ぜひこのような「読書通帳」のような取り組みをして頂きたいです。

自分がどのくらい読書をしたのか、何を借りたのかというのがはっきりわかるのが良い。通帳というアナログなデータで残るのも良いなぁ。デジタルは集計が楽だという利点があります。しかし、すぐ手にとって、ぱぱっと見るという検索性に関しては、やっぱりアナログなしくみの方が良い。子どものためにあるもの、と言うよりは、読書するぞ!と思っている大人が、自分が読んでいる本の傾向を知るのに大いに役立てそう。稲城市に住みたい。

今後気になるのは、読書通帳によってどれほど図書館の利用率が高くなるのか、どれだけ稲城市の中で読書人口が増えるのかということを、手間はかかるとは思いますが、しっかり調査してみてほしいですね。導入後にプラスな影響があるならば、読書通帳のような記録システムの導入を検討する自治体が増えるかもしれません。

 

 

癖を知ると見えてくるもの

僕にとって読書とは娯楽の一部です。好きだから本を読んでいます。自分が知らない知識に触れることはとても面白いですが、「実は知っている知識ばかり追いかけていた!」という時期もありました。それは「読書メーター」という外部サイトを利用してしばらく経過した頃、著者別グラフを出してくれるのですが、自分の読んでいる本の4割ほどが、自分が好きな特定の著者で埋め尽くされていたのです。別に、自分が「この人の本をどんどん読むぞー!」と思っているわけでもなく、無意識に選んでいるつもりでした。癖というのは無意識に現れてくるものです。読書をするとい、「自分は文系だ」と思っている人ほど人文科学、社会科学分野の本をたくさん読んではいませんか?「自分は理系だ」と思っているほど、自然科学分野の本ばかり読んでしまってませんか?

それはそれでいいでしょう。別に、読書の楽しみ方なんて人それぞれですし、好きに読むのが一番です。楽しいのが一番です。でも未知の知識と出会う確率は少なくなってしまいます。読書は、自分が知らなかった知識と出会ったときの感動を味わうものでもあると思います。

人文科学であれば、こんな風に昔の人は「人とは何か?」とか、「愛とは何か?」という問題を考えたのか~という好奇心を満たしてくれますし、社会科学であれば「こうやって資本主義って誕生したのかもしれないのか」とか、「経済はこんなふうに回っているのか~」という世の中を見渡すのに役に立つ知識を教えてくれます。自然科学であれば、「宇宙って地球人からしたら驚きの連続だ」とか「フェルマーの最終定理が解かれるまでにはこんなドラマがあったのか~」という、数式だけではない心を刺激される話がいくつもありますし、文化芸術であれば「音楽は理論として体系化されているのか」とか「色の塗り方次第でこんなに見え方が違うのか」という、存外にセンス頼みでなく、修行法や表現法が確立していることがわかります。

予想と違うものに出会ったとき、人間は感動すると思うのです。読書はそれをてっとり早くできる良い手段でしょう。似たような知識ばかり仕入れていっても、「すげーー!」という感動は薄れていきます。そんなとき、自分がどういう本を好んで読んでいたか?ということをしっかりと教えてくれる「読書記録」は、面倒臭がらずに実践すれば、自分がどういう本を読んできたか振り返ることができ、「よし、今度は全然違う分野の本を読んでみよう」という意識を生み出すことができるのです。真面目っぽい?いやいや、本を読むという行為を、もっと気楽に、もっと楽しむためにやっていることですから、真面目でもなんでもないのです。映画が好きな人が、自分の観た映画を記録するのと同じです。気楽に読書記録をつけられる稲城市の方々が、羨ましく思います。

 

小学生100冊読書日記―フィンランド・メソッドで本が好きになる (RYU SELECTION)

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