点の記録

点だけ打って線を引けない男が、点と点を結ぼうとするブログです。

「通ぶる」のに最適な「エレクトロニカ」というジャンルについて

エレクトロニカで通ぶれ

www.youtube.com

エレクトロニカというジャンルは、軽い気持ちで踏み入れた人の心をゲンナリさせるでしょう。テクノやクラブ・ミュージックが好きな人がエレクトロニカというジャンルに分類されている音楽を聞いても刺激が足りないし、ロックの世界からシューゲイザーを経由してエレクトロニカに侵入を試みると、そこは意外にも電子音が広がっています。なぜ彼らは、軽い気持ちでエレクトロニカという大海原へと航海をはじめたのか?それは、エレクトロニカというジャンルは、”通ぶる”には丁度良いジャンルであるからです。

You Tubeやストリーミング再生サービスの流行と台頭によって、音楽ソフトの売れ行きが怪しくなってきている昨今においても、音楽は立派な文化の一つとして我々の間に生き続けています。手軽に多くのジャンル、多国籍のアーティストの楽曲が聞けるようになったからこそ、音楽の知識が深い人や、教養があり、多くのジャンルに対して感動できる、あるいはコメントができる人というのは、一定層からありがたがれることがあるのです。以上のような理由から、音楽というジャンルにおいて、通ぶりたい人が不特定多数いることと思います。そういう人こそ、エレクトロニカです。エレクトロニカを少しかじれば、あなたはたちまち音楽通ぶることができるようになるのです。

 

lust ラスト (UHQ-CD仕様)

lust ラスト (UHQ-CD仕様)

 

 

なぜエレクトロニカは通ぶれるのか?

www.youtube.com

エレクトロニカが通ぶるのに最適な理由は、僕が考えるに大きく分けて2つあります。一つは「マイナーであること」。もう一つは、「作風の幅が広い」です。

ひとつめのマイナーであることについて書きます。日本の音楽シーンはEXILEや三代目J Soul BrothersがEDMを引っ張ってきてパリピパリピと騒いだとしても、アイドル歌謡とロックが強い。電子音をメインに据えた音楽というのは、広く受け入れられる土壌に、未だなっていないという現状があるでしょう。ロックの輸入からはじまった不良文化の延長線上にある「日本の音楽」という地盤は、現在も変わりません。歌謡曲にテクノサウンドが使われ始めたのは70年代末から80年代の中頃から見られていることではありますが、今現在に至るまで、電子音は隠し味的にしか使われておらず、現在でもしっかりとしたクラブミュージックや電子音楽が日本を席巻したという事実は存在しないわけです。要するに、未だマイナージャンルであるわけです。

もう一つの「作風の幅が広い」というのは、メロディアスでホワホワしたサウンドのきれいな音楽から、ズギャズギャと尖ったうるさい音、ブチブチ、プツプツといったノイズをただ並べただけのような音楽でさえ、「エレクトロニカ」というジャンルに分類されます。何でもありなのです。つまり、偉そうに語っても、「ぽさ」が出るということです。

他人に好きなエレクトロニカアーティストについて語るとしましょう。電子音楽全般に言えることですが、電子音は生楽器より抽象的です。聞いた時、特定の楽器をイメージしにくいはずです。何しろ、鳴っている音は電気信号、あるいはシュミレートされた電子情報に過ぎません。「ザラザラした音」とか「なめらかな音」、「まるで心をやりそうな心地になる音」など形容したとしても、解釈は人それぞれ。往々にして、「君にはそう聞こえるのか」という具合で、許されます。

 

equal

equal

 

 

抽象的な音だからこそ、多くをイメージで語れる

www.youtube.com

楽器を思い起こさないメリットのもう一つには、「楽器経験が無かったとしても語れる」というものもあります。何故か?例えば音楽通ぶりたいと思ってジャズやクラシックに手を出したとしましょう。クラシックなんて特にですが、長年聞かれている曲であればあるほど、評価されているポイントがある程度様式化され、長年の研究によって音楽理論によって根拠付けがされ、楽器の特色やプレーヤーの情報まで考察対象になります。そんなことも知らずに、クラシックファンやジャズファン、はたまた、楽器経験のある人の前で気軽におしゃべりしようものなら、ボコボコにされてしまうのです。

楽器未経験のあなたが、好きなロックバンドの話を、知り合いのバンドマンの前で「この曲のギターがさあ、めっちゃ好きなんだよねぇ~!!」などと話していると、バンドマンに「えー、そう?正直演奏上手いと思わないし、歌詞もなんだか中二病っぽくないか?」なんて言われるリスクは高いのです。曲がりなりにも、彼らはバンドマン。楽器の扱いには、あなたより長けているわけですから、説得力に関しては向こうのほうが一枚上手。バンドマンの器の小ささに関しては置いておいて、通ぶるには一強状態を作らなければなりません。周囲の人物の追随を許さないほどの専門性を作ることで初めて、「あの人は音楽に詳しい人なのだ」という周囲からの評価を得られるわけです。

 

All is Silence

All is Silence

 

 

通ぶる意味は?

www.youtube.com

僕はこの方法で、ある人には音楽が詳しい人であると言われ、またある人には「知ったかぶり大魔神」と思われているんだろうな……という失態を晒してしまったりしました。さらに言えば、エレクトロニカ聞いてるって言っても全然話通じないから、モテません。ぜーんぜん、モテません。果たして通ぶる意味とは?それを考えると眼から塩水が流れきそうだ。うん、そもそも通ぶるってなんだよな?そうだよ。一番は人の評価なんて気にせず、好きな音楽を聞いていくことが一番だよな!!

この期に及んで何を言ってるんだお前は。

通ぶるか、ぶらないかは読者の方々におまかせしておいて、エレクトロニカというジャンルは音楽だったり音楽に聞こえなかったりと、実験場です。多分普通にロックとか聞いてたほうがモテるけど、趣味の幅を広げてみたいという人は、ぜひどんどん深掘りしていってほしいジャンルです。本当に、語れる人がいなくて寂しいんです。

日本人だと故レイ・ハラカミ、Takamasa Aoki、Ametsub、agraphとか入り口におすすめっすよ。どうっすか!!! 

PARABOLICA

PARABOLICA

 

 

achelou.hatenablog.com

achelou.hatenablog.com

achelou.hatenablog.com