点の記録

点と点が結ばれるのをじっと待つブログ。主に書籍について。サブで音楽やら映画やら。

不満について

不満だらけ

朝起きて着替えをする時から、夜中に就寝するに至るまで、あちこちに不満を感じるようになりました。一度気になってしまうとムカムカして仕方がないのです。着替えをするときはまず自分の体型が未だにおデブちゃんであることに不満を持ち、髭を剃ろうとすれば太くて硬い毛といとも簡単にカミソリ負けをしてしまう弱々しい肌とのギャップに不満を持ち、来ているスーツがヨレヨレであることに不満を持ち、散髪に行けておらすボサボサになってきた自分のヘアスタイルにイライラして、朝の電車内でゆっくり本を読むことができないことにも不快になり、仕事がある日は勤務開始から余計なことを考える暇なく業務知識の習得に時間を取られ、帰宅すると整理整頓もへったくれもない汚い部屋にむしゃくしゃし、それらの整理整頓に1日15分も掃除に使うことさえ惜しい無精さを呪っているというそんな毎日であります。

様々な不満がある中で最も不満に思うのは、この不満を改善しようともできない自分の精神力です。嫌ならば改善するべきである、そんなこと分かってます。でも何かと理由を見つけて後回しや遠回りをしてしまったりします。部屋が汚いのが嫌なら部屋をきれいにすればいい。デブが嫌なら痩せればいい。手段として改善策が目に見えているのに、どうしてそれを実践できないのか?ということに向き合ってみました。

 

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不満が解消できない理由

なぜ「不満である」と思ったことなのに改善ができないのか。以下の2点が挙げられるでしょう。

  1. 本当に嫌だと思っていないから
  2. その不満を解消するのに努力が必要だから

その1「本当に嫌だと思っていない」というのはどういうことか。我々が生活する中で「これをもっとこうしなきゃ」と思う事柄というのはたくさんあるかと思います。でも実のところ、その不満の持ち方が薄い。「どっちでもいい状態」というのが続いてしまっている。これが原因の一つ「本当に嫌だと思っていない」という状態です。

「部屋を綺麗にする」ということについて考えると分かりやすいでしょう。部屋を汚してしまう人は、別に好きで汚しているわけではありません。部屋がきれいな方がいいのは知っていますし、そっちの方が気分がいいと一応思っています。それでもできないのは何故かというと、「部屋が汚くなる」ということが、さほど嫌じゃないからです。

死ぬほど嫌だ!生理的に無理だ!という人は、何が何でもその状態を改善するべくあれこれ行動するはずです。しかしどっちでもいい人というのは部屋の整理整頓具合が「きれいな方がいいけど、汚くてもいい」という人です。どっちでもいいから、部屋を整理しなくてもいい。でも来客が来た場合は、部屋を綺麗にする気力くらいはあるという人が、この状態の人でしょう。なまじうまく行っているから、しっかりと改善しようという気力も起きにくいはずです。

その2「その不満を解消するのに努力が必要だから」というのは何かというと、不満が解消した後の状態よりも、途中経過に想像力のフォーカスが向いてしまう場合であるとしておきます。その1にも関係してきますが、不満を解消するための手段を実践しているときに感じる辛さやいらだちなどに意識が向いてしまい、そこから逃避してしまうという場合がその2に当たります。でもこれ、実はその1「本当に嫌だと思っていない」の仲間です。このままじゃ本当に嫌だ、このままじゃダメだって本当の意味で思っていません。途中経過のことを気にすることができると考えれば、まだまだ余裕です。部屋が汚いというのをどうしても許せない!と思えなければ、部屋なんてそうそう綺麗になりません。来客したときに部屋を掃除するのはなぜですか?その汚い部屋を人に見られたくないからですよね。手段としては面倒くさい部屋掃除が待っているわけですが、そんなん知らん!と途中経過のことをそれほど考えず、慣れない人でも手当たり次第に掃除をし始めたりします。途中の作業や努力が想像できてしまうほど余裕だから「どっちでもいいや~」と怠ける心が生まれてしまう。やる気を出すには、少しだけ馬鹿になったほうがいいのかもしれません。

 

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不満の解消に必要なこと

以上のような考え方から、不満に思っている部分を変えたい、改善したいと思うのであれば、不満を強めることも改善のためのテクニックとして使えるのではないかと思います。どうやって不満を強めたらいいのか少し考えてみました。改善をした状態を想像して、それをめちゃくちゃいいな!と思うか、改善点を野放しにしたらどんな弊害が出てくるかを想像してみるとか、そういうことをしてみるといいのかもしれません。ドリーマーな方は前者、リアリストな人は後者を実践してみたらいいんじゃないかな。

僕の場合だったら、このままデブだったらどうなるか?とか、このまま部屋を放置していたらどうなるか?などを想像してみると、やばい状態になる他ありません。このままいったら終わる……ということで現状を最低ラインにすることもいいかもしれませんが、今もうすでに「終わっている状態かもしれない……」という風に思えば現状も変える必要が出てきますから、こういう考え方をしていけば、自分の最低ラインを徐々に上げることができるんじゃないでしょうか。

さて、偉そうにこんな記事書いておいて実践したわけでもないですから、不満に対して今後こういう風に向き合っていくのだという覚え書き、及び決意表明のための記事でありました。

自分を変える習慣力 (Business Life 1)

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