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点の記録

点だけ打って線を引けない男が、点と点を結ぼうとするブログです。

読書術本を読んでも、読書が好きにならなきゃ本なんて読めない

 

読書について 哲学文庫

読書について 哲学文庫

 

 

知的な文化人が、揃いも揃って「本を読め」という。昨今の教養ブームによって出版される自己啓発本、ビジネス本には大概書いてある。大人が「本を読め」と言わないのは、それは罪であるというような意見を弄する本もある。果たしてそうなのか。情報収集術の本を読んでみると、確かに読書もいいけど、インターネット検索を効率よく使いこなせば、誰でも数週間のうちにたちまち専門家になれるというようなことを主張する著作もある。自分が知りたい!と思う知識が予めハッキリとして、周辺知識に目もくれないのであるならば、読書はする必要がない。読書好きだけど、知識習得のためだけならばネットで十分だと思う。

とりあえず「読書せよ!」と書いてあるビジネス本にありがちなパターンがある。「年収と読書量は正比例する」という主張である。

読書をしろ!という本や、読書啓蒙ブログならびにビジネスコーチングなどの意識高い系記事には必ずと言っていいほど、2009年の日本経済新聞の産業地域研究所が行った読書量と年収についての調査結果が引用される。20代~60代の男女1000人に行った調査で、ざっくりまとめると「年収が高い人ほど雑誌や本を読む」というものである。特に20~30代は顕著で、この年代の年収800万円以上の書籍購入費は月額2910円、400万円未満は1914円なんだとか。

 

年収を上げる読書術

年収を上げる読書術

 

 

この調査結果を見て、「うおお!本読まなきゃ!」とか思っている人って結構多いと思うのだけれど、興味もない分野の専門書や、「お前の言っていることなんて5億年前に俺が考えてんだよ!」とムカムカするほど当たり前のことを書いている自己啓発本を我慢して読んでも、年収あがるかなぁと疑問に思う。というか年収高い人のほうが本買えるから購入代高くなるんじゃない?本を読む時間もあるし。買っているからって読んでいるとは限らないし。

何のために本を読みますか?というときに、「お金のためです」という人がいても、特にそれを「けしからん!」と言うつもりはない。日本はツッコミどころあるみたいだけど資本主義だし、お金を稼いで、それを上手に使う人が偉い立場に立てる社会だ。偉くなることや金を稼ぐことは悪ではない。どんどん目指したらいい。だが読書家ならば金を稼ぐスキルが上がるのか?といえば必ずしもそうではない。本を読むことは金持ちになるための必要条件ではない。稼げるようになってから本を読んでいる人もたくさんいる。むしろ金銭的、時間的に余裕が出てきた人が本を読んでいるんじゃないか?とか考えてしまう。

 

読んだら忘れない読書術

読んだら忘れない読書術

 

 

こういう価値観を持っているので、金を稼ぐために読書本やビジネス本に手を出し、「頑張って本を読むぞ!うおおーー!……やっぱり稼げなかった!読書なんてクソだ!」という風に思ってしまう人が増えてほしくないと思う。金持ちを目指すには絶対に読書は必要だ!というように、読書が神格化されてしまっているような気がする。読書術本によっては、読書のハードルを下げるばかりか、むしろ上げているように思う。本なんて好きに読んだらいいし、まとめサイトを読むくらい気軽でいいと思っている。完全に娯楽、趣味として読書を楽しんでいる身としては、読書術本によって、苦行のようなものとして読書を捉えている人たちがいるならば、その視点から一旦離れてみない?とか言いたい。

そもそも、著者側の気持ちになって考えてみると、読者を金持ちにしてやろうと考えて書いている人はビジネス本の著者くらいだと思う。そして同時に、金持ちになる方法を本として売るということで、金を稼いでいるということも忘れてはならない。

金持ちになりたかったらビジネス本100冊読むか、「お金持ちになるための条件!」みたいなネットのヨタ記事を100記事読んだらいいかもな。その後、「よっしゃ!金持ちになるぞ!!」と意気込んで、頑張ってビジネス本に書いてある方法を片端から忠実に実践していけば、お金持ちって世の中のことをどういう風に見ているのかというのが、何かわかってくるのではないかな。東洋経済オンラインは、売れ筋のビジネス本を売るために、結構内容をばらしながら要約してくれているので、そこら辺見て実践するだけでも違うんじゃない?

何が言いたいかって言うと、お金持ちになりたかったら読書したあと行動しなければならないっていうことです。当たり前だけど。本読んでるだけでお金持ちになるんだったら僕はかなりお金持ちだと思う。読んでるだけで金稼げるってねえ、怪しい宗教にハマっているのと同じだよ。そうなると、読書はひどく虚しい行為になってしまう。

「本なんてよく読めるね~」と言われることがある。僕からするとスマホゲーをやって友達作ってる人みるとめちゃめちゃ羨ましくなる。映画やゲームなどは比較的同じ趣味の人を探しやすいが、読書になるとこれが途端にガクンと減る。だから少しでも読書で話ができる人を作るためにこういうブログ立ち上げたり、何かいい方法無いかなとか思いながら日々生活している。おかげで今の仕事の知識が増えない。それくらい本が好きです。好きだから読んでいるだけ。それ意外に、さほど理由は無い。まあだからアホのままなのかもしれないけれど。

じゃあどんなふうに読書を好きになればいいのか!ということを聞かれることがあるけど、じゃあ、まとめサイトとかSNSとかに時間使っちゃうのは何でかな?と考えてもなかなか出てこないのと同じで、ちょっとむずかしい。そもそも、そこは自分で考えないと意味がないところじゃないかなと思う。楽しい!好きだ!それ意外にいろいろ理由がある方が、どんなものでも長続きしないってことなんじゃないかな。

 

achelou.hatenablog.com

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