点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

数学コンプレックス増強

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教養のために数学を勉強してみようとして数ヶ月経つけれど、いまいち数学コンプレックスが抜けない。数学に対する興味関心は増えども、肝心な数式の理解については、いまだ中学数学の域を出ない。写真にある、『フェルマーの最終定理』『物語 数学の歴史』『数学序説』などは読み物として面白かったが、理解の質が雑学のソレと変わらない。いや、それだけで昔の僕からすると重大な進歩であるが、いつまでもこんな理解度で同じところをぐるぐる回っていても面白くない。

数学の学習は試験のためにやっているわけではないので、別段焦る必要もないが、締切のない分、本腰を入れるのが難しい。どうしても日々の生活のことや、仕事、他の趣味が優先され、しっかりと数学に向き合うことができていない。理数系の本が増えるたびに、僕の数学コンプレックスも比例して日増しに強くなる。

とある偉い人は、「劣等感はうまく使えば成長の糧とすることができる」というような事を言うが、別の人は「劣等感なんてつまらんものは捨てろ」と言う。ストレスフリーでポジティブ・シンキングな今流行っているビジネス本には、後者の意見が多い。僕はしばらくビジネス本に迎合していたが、何をするのにもストレスを感じると、途端にやらない性格になってしまった。なので、今度は前者を支持するようにした。

劣等感に限らず、行動しない人間の特徴としては、「感情に振り回される」ことであると考えている。より楽しい、よりストレスの掛からない方法論は無いものかと右往左往する。方法論をさがすモチベーションは一丁前にあるのに、肝心な学習や技能習得に至らないのはなぜか。嬉しいだの、楽しいだの、気持ちがいいだの、清々しいだの、感情を拠り所にするのではなく、それらをきっかけや道具にしてしまう。すると、劣等感だの、焦燥感だの、憂鬱感だのといった、一見ネガティブな感情も、役に立ってくる場合もある。あるだろう。あれば良いな。

数学コンプレックスを刺激するために、教養書は息抜き程度に覚えつつ、中学や高校の数学の参考書とかをなぞっていくという、地味な作業をやっていくしか無いかな~とか思ってます。数学得意な方、アドバイス等ありましたら是非に。