点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

ブックダーツの缶あかなくなった悲しい

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日常は突如として崩壊する。愛用していたブックダーツの缶の蓋が開かなくなった。

自分で購入したブックダーツと、人からプレゼントされたブックダーツの2缶分がストックとしてある。すでに1缶はほぼ使い切っており、開かなくなったブックダーツの方は潤沢にダーツが眠っている状況だ。

貧困層なので、最近は新しい本の購入を控えており、図書館で回している。図書館の本で熟読したい本はこのブックダーツで重要箇所やおもろい箇所、書き抜きたい箇所にマーキングをしていたので、ちょっと、と言うかかなり困った。

実はこれをやらかしたのは3回目だ。過去の失敗から、蓋は中身が散らばらないように浅く閉めるというルールを設けていたのだが、図書館の期限を迎えた書籍からブックダーツを引き抜き、缶に戻す作業を完了させたときに、無意識にギュッと押さえてしまった。

解決方法は3つ。めげずに開ける努力をするか、所有している本で使っているブックダーツを外すか、缶を破壊して別容器に移すか。マジで面倒くさい。

とりあえず1週間は開けるためにあれこれ試す。だが残念なことに、Amazonレビューを読むと同様のトラブルを抱える先人たちが多く、その先人たちは缶を破壊して中身を取り出すという末路をたどっている。

美意識やおしゃれな事に関しては無関心な僕だが、このブックダーツの缶は何の変哲も無い缶であるにも関わらず、やけに気に入ってしまっている。できれば破壊したくない。本当に破壊したくない。人から貰ったほうのブックダーツ缶というのもでかい。

ここで第4の選択肢が出現する。貰った方の缶はインテリアにして保存し、新しく購入するというものだ。

既に自前の本に挿してあるブックダーツは、できれば外すことは避けたい。新しく付箋をコンビニで購入して、それを代替品にするというアホな手も思いついたが、結局足りなくなる未来が待っているので意味がない。

嗚呼……ブックダーツよ。君が使えないと、こんなにも読書が心もとないものになるのか。

普段遣いのものをしばらく普通の付箋にする、という手段を思いついた人もいるだろうが、それは怖い。付箋にもよるだろうが、自前の書籍で付箋を剥がしたときに紙を痛めてしまった経験がある。ある程度放置していないと起きないことだとは思うが、それでも図書館の本でそれをやるのは怖い。できればブックダーツで通したい。

ブックダーツもミスると紙を痛めるといえば痛めるのだが、何度も装着と脱着を繰り返しているのでしくじる事はほぼ無いという自信がある。また、写真のように先端が尖っているので、アンダーライン代わりに使えるという利便性を捨てることができない。自前の書籍であっても、よほどのことが無い限り書き込まないので、どうにかしたい。

1週間経っても開けることができなかったら、3缶くらい纏めて買って、全部取り出してから別の容器に入れる事にする。

寝て起きたら開いてないかな。くそう。