凄味の達人 平沢進

凄味 すご‐み【▽凄み】 ①すごい様子。すごい感じ。 「 -のある顔」②相手をおどすような態度や文句。 「 -をきかせる」(大辞林 第三版より) 小説家の筒井康隆さんが昨年、「創作の極意と掟」というエッセイを出された。 創作歴60年の大作家はその著作において、「凄味」と題された章を「序言」の次に置いた。その中に、…