Anki(あんき)っていう単語カードアプリ、これがマジで楽しい。
普通は単語帳とか語学学習とかに使う用アプリ。
分散学習という学習方針に沿って設計されており、忘れた頃に「この問題の答え覚えとるか~~???」といい感じに出してくれる優れものです。
難しいことは省きますが、人間は忘れそうになった頃に復習すると長期記憶に情報が定着する(らしい)のです。その人間の記憶の特性を使ったアプリですね。
先程も書いた通り、Ankiは語学学習に特化した機能もあるので、そうした使い方を想定して作られているものだと思うのですが、僕は今それとは違う使い方をしています。
単純に自分が興味関心のある分野のクイズを作って、それを解くというものです。
これめっちゃ楽しいからやってほしい。
ところで、「なんかクイズいいな」って思ったのは、この動画がきっかけです。
オモコロチャンネルのこの動画。ダ・ヴィンチ・恐山さんがクイズを作問し、それを答える。題材はジョジョ!それでめちゃくちゃ盛り上がっているのを見て、
「あ、なんか俺もクイズ作ってみた~~~い」
と思ったのがきっかけです。
(JOJO3部は観たけど内容ぜんぜん覚えてなかったせいでこの動画のクイズくそほどわからなかったけど、解答者の反応を見る限り、「はぇ~めちゃんこいい問題だったんだなー」って勝手に解釈しながらこの動画観てました。)
クイズ作問アプリみたいなのはたくさんあったんですが、どれも広告どかんと出たり、ブラウザのみでの起動だったり、Androidでは挙動がおかしかったり、操作性がいまいち肌に合わなかったりと、右往左往しました。ずいぶんとした。
で、右往左往上下している間に、そういえば……と記憶に引っかかったアプリがあったんです。それがAnki。もしかしたら、語学学習以外にも使えるんじゃね?と調べたら、ふっつ~~にそういう使い方している人がゴロゴロいました。
歴史や社会科学系の暗記科目などにも使うのは、もはや語学学習と並んで本格本寸法の活用法のようですね。
ぶっちゃけAnkiは英単語を勉強するときに導入済みだったんですけど、体調崩してからずっとサボってたおかげで塩漬けになり、最近はもう、ほんとに普通に存在を忘れていました。いろいろ調べてみたら……というか自分が取扱説明書読んで無かったんですが、手軽に穴埋め問題を作れる機能を見つけました
普通にデフォルト機能でなんで今まで気が付かなかったのか本当に怖い。もう、始まっているのかもしれない……老いが、本格的に……。
ちょっといろいろ作問してみたんですが、いつのまにか80枚のカードを作っていました。その中の1問だけ、みなさんにお見せしたいと思います。ちょっと簡単かもしれません。
さーて、わかるかな?
うーん!テキスト丸写しで、工夫一切なし!まだ「良問を作ろう」という意識が芽生えていなかったころの問題で恐縮ですが、これだと答えが丸わかりかなあ。
「ふくらんで白熱した体」「グラーキの黙示録」「グレート・オールド・ワン」でピンときた方は多いでしょう!
そう、正解は……
イゴーロナクでした~~~~~。
『クトゥルフ神話TRPG』でもお馴染みの神話生物です。
こういうクイズを暇なときや体調がいいときを見計らって、80問作ってました。
カスなAnkiの使い方でしょう。これをカスAnkiと呼ぶことにします。
カスAnkiの楽しいところは、自分が作った問題を普通に間違えることです。
作問の段階ではその分野のエキスパートでも何でも無いので、大量に問題を作っているうちに、序盤に作った問題の答えを普通に忘れます。つまり、完全に地産地消でクイズエンタメを消費することができるのです。
また、自分が作っておいた問題は、そのままカスAnki問題として、友人とのひまつぶしにも有効活用することができます。友人が絶対に知らない分野の問題を雨のように浴びせることで、簡単に嫌われることができます。
ん?……あっ。あのーそう。だから、ちゃんと出す分野は選びましょう。嫌われるから。
さて、これからも覚えても何も役に立たない問題をたくさん作って、カスAnki王を目指すぞ~~!!!
ちゃんとしたAnkiのススメ。ガチで神がかっている学習アプリなので、人生時間を有効活用したい人は、カスAnkiではなくガチAnkiすることを勧める。