点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

2021-01-01から1年間の記事一覧

まあまあ楽しくやってます

生きてます。 医師から勧められた、1行日記を実践している。これによって落ち込む日と、すこぶる調子がいい日が、ある程度予測できるようになってきた。 調子が良かった日が2~3日続き、調子が悪い日も2~3日続くというサイクルを繰り返しているように思える…

アニメ『Sonny Boy』が面白い

完結してから3回くらいゆっくりと見返して、それでも真意や意味、メッセージを読み解けなさそうな難解さを持っている作品が、『Sonny Boy』だ。2021年夏アニメなので、この記事を書いている間は完結していない。現在9話まで視聴。だからこのタイミングで語れ…

アニメ『平穏世代の韋駄天達』が面白い

サブスクヘビーユーザー生活を謳歌し、ろくに関連商材に金を落とさず、ダラダラと過ごしている僕のような人間が、何らか社会に対して、少しでも有益なことをしたいと思ったのならば、自分が消費している作品の口コミを提供することしかできない。 金は無いが…

「オマエタチ」じゃなくても良いじゃない

以前は平沢進さん関連の記事で非常にお世話になった当ブログだが、現在僕は平沢さんのTwitterをブロックし、ミュートワードに平沢さんをぶっ込むなどして、距離を大きく取っている。 その結果、非常に快適になった。快適になった理由は以下の通り。 現在平沢…

『針路i』をようやく投稿できた

惑星鬼天竺という音楽ユニットをやっている。 平沢進・P-MODELの楽曲を主にカバーしているユニットであったが、今年はじめにオリジナルを投稿してから、なるべくオリジナルを投稿しようという方針に変えた。そこから6ヶ月がたち、ようやく2つめのオリジナル…

眠れぬ朝にmacaroomと知久寿焼

午後の紅茶のカフェインが脳にこびりついたせいか、眠れずに今このエントリーを書いている。眠ろうとする時、人は暇である。暇であると、思考は回遊し、考えても仕方のないことが頭の中をぐるぐるめぐる。うっかり底に落ちる寸前で、音楽を聴こうと立ち止ま…

読書と不安

ちくま新書の『世界哲学史』シリーズを読んでいて、少し困ったことが起きている。このシリーズだけではなく、読書全般に言えることではあるのだけれど、読み勧めていくと興味のあることやより深く理解したい事が爆発的に増えてしまい、ちょっとしたパニック…

情報摂取のバランス

「現在進行形の情報」と「ある程度過去形の情報」のバランスを取りながら情報を摂取しなければならないと個人的に反省する。センセーショナルな情報を入手したのち、感情的または直感的な反応を示すことは、極力避けるべきだぞ、自分。 Twitterで流れてくる…

ニーチェの永劫回帰

世界哲学史7 ――近代II 自由と歴史的発展 (ちくま新書) 筑摩書房 Amazon 『世界哲学史』を読み進めていくうちにニーチェを扱う部分に出くわしたとき、永劫回帰の解説があった。これが分かりやすいと言うか、僕のような凡人にも、その理屈について初めて腑に落…

大麻博物館『日本人のための大麻の教科書』──大麻への誤解を文化から解きほぐす

日本人のための大麻の教科書 「古くて新しい農作物」の再発見 作者:大麻博物館 イースト・プレス Amazon 「ダメ。ゼッタイ。」の教育の賜物か、僕の大麻への認識は、本書を読むまでは「違法薬物」であった。ラッパーやアウトローなミュージシャンが嗜好品と…

哲学読み直し

「落ち込んでも本だけは読める」というフェーズに到達した。もちろん理解度や進行度は、通常時よりも劣るが、しかし本が構築する世界に気をそらすことができるので、安易な落ち込みや希死念慮に陥ることを防ぐことができるフェーズだ。 現在、図書館で気にな…

音楽の中の思想まで愛する必要はない

最近、僕の敬愛するアーティストたちが、ラディカルな思想の持ち主であることをあからさまに主張するようになり、ファン層がそれに振り回されるという事象が観測され始めている。 この問題はネットが生まれるよりも前から存在しているが、ネット、特にSNSが…

ググるでもDuckるでもなく、Amazonることの有効性──烏賀陽弘道『フェイクニュースの見分け方』を読んで

社会問題について知りたいとき、アマゾン検索で書籍を検索することにしたのは、大学に入ってからだった。それは今でも続いている。他人の言葉に影響されやすい僕は、自分なりにリテラシー向上と情報検索の方法を改めなければ、粗雑な情報を掴まされて、いつ…

怠惰の範囲

何事にも億劫になるとき、これは病気によるものか、それとも怠惰なのか、その判断が付かなくなることが、うつ病になってからの僕のひとつのテーマだ。 身体が全く動かなくなる、悲観妄想がとまならない、希死念慮が発生するなどは、病気のしわざとすぐに気が…

寝ることについて

寝るとスッキリして体調が戻る。当たり前のことだ。しかし我々現代日本人は眠りを疎かにしがちだ。日本人は世界で最も眠らないとされている。1ヶ月前のニュース記事にこんなのがある。 日本人の平均睡眠時間は「世界最短」 ショートスリーパーの割合も最多に…

Twitterではなく字数制限が無い場所で格闘してほしい

社会問題を論じるとき、Twitterを未だに論壇として活用する文化人、インテリが多いと感じる。好意的に見れば啓蒙思想の現れだが、神経症的な極右極左の糾弾に遭ったり、誤解されたまま情報が伝わったりと、裏目に出ているケースが目につく。 自分の知性にあ…

心をハリネズミにする方法──香西秀信『レトリックと詭弁』

僕は口喧嘩が弱かった。いや、いまでも弱い。喧嘩の次に、議論に弱い。読書をしているのだからディベートに強いんだろうという、良くない先入観で立ち向かわれることが度々遭ったが、コテンパンにやられてしまう。というより、丸め込まれてしまう。 なぜ丸め…

気分、あるいはモード

「持続していること」や「習慣」とは無意識レベルにまで落としこまれた活動のことを言うのだと思う。それ以外の趣味・活動については、その日の気分で実行可能か不可能かということが決まる。僕には音楽、映画鑑賞、ブログ、読書などなど趣味があるが、それ…

クソ期再考

何度もクソ期がぶり返す。食欲がわかず、スマホを数分いじっては投げを繰り返し、焦燥感で何かしようと思っても長く続かず、それに落ち込み布団で寝転がって一日が終わるような状態を、僕はクソ期と呼んでいる。医学的な専門用語では、おそらく「混合状態」…

他者に対する無力感

身近に感じていた人間が、陰謀論にハマったり、自然派ママになったり、マルチに引っかかっていたり、怪しいオンラインサロン会員になったり、自己啓発信者になった時の、あの置いていかれた感じ。 カルト宗教に入っていた場合などは諦めがつくのだけれど、上…

北欧は本当に幸福か──マイケル・ブース『限りなく完璧に近い人々 なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか?』

幸福な北欧の人々 僕のような煩悩の塊と化した現代の日本人が北欧の国々を見るとき、ひたすらに羨ましく思えてくる。だが、同時に「実際のところどうなんだ?何年も連続して幸福度が高いって、本当なのか?」という疑問を持つ。 その疑問に、ある程度面白い…

何かをおすすめされたらすること──そしてマウントクソ野郎との付き合い方

昨日1500字がちょうど良いとか記事で書いたのに1500字超える文章を投稿するってどうなの?でもずっと下書きで「そろそろ成仏いいすか」って訴えかけてきていた記事だったんです。それを加筆修正したものです。お焚き上げ~。 おすすめ戦国時代 ステップ1:心…

僕の適正文量は約1500字かもしれない

憧れの2000字超え ブログ記事は、僕が書く場合、1500字くらいがちょうど良い気がしてきた。 現在活動している書評家の個人ブログの特徴をかいつまんでみた。松岡正剛氏やDain氏、HONZレビューや冬木氏のような書評サイトの平均文字数は2000文字を超える。 彼…

Google AdSenseを出来心で審査出したら通った

あげるうだつも無い毎日を過ごしているので、ムシャクシャしてブログ周りをいろいろいじっていた。グループを追加し、タグ付けをし、カテゴリ未分類を何かしらに分類していった。おお~なんかブロガーっぽいじゃ~ん、ついでだからGoogle AdSenseにでも登録…

ただ観るだけで「いいな」と思うアニメ──『スーパーカブ』(5話までのネタバレあり)

僕はノーライセンスマンだ。この世に様々ある免許という免許を何一つ持っていない。運転免許はその代表格だ。ありがたい事に東京に生まれ、生活圏を東京以外に拡大せずとも生き延びることを選べる精神性を獲得したことにより、徒歩と電車で事足りる生活を送…

ブックダーツの缶あかなくなった悲しい

日常は突如として崩壊する。愛用していたブックダーツの缶の蓋が開かなくなった。 自分で購入したブックダーツと、人からプレゼントされたブックダーツの2缶分がストックとしてある。すでに1缶はほぼ使い切っており、開かなくなったブックダーツの方は潤沢に…

散歩日誌 2021/05/01

近所に自然公園を見つけたのが3日前だ。 存在は知っていたがなかなか行く気になれなかった。久しぶりに身体が動くようになったので散歩に出かけるついでに足を運んでみた。大当たり。散歩にうってつけな場所であると判明した。今後もお世話になるだろう。 そ…

読書が苦手な人がちょっと頑張ってハードルを超えるありきたりな方法

全く本を読めないけれど本が読めるようになりたいという人に向けて、自分なりに「こうしてみれば」という方法を考えてみる。気楽に読んでほしい。 1:図書館のカードを作る 1-1:「くそめんどいので、普通に書店で買うわ~」という人へ。 2:読みたい本を見つけ…

社会は残酷と悟った人の本──ふろむだ『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている 作者:ふろむだ 発売日: 2018/08/09 メディア: Kindle版 ハロー効果、利用可能性ヒューリスティック、後知恵バイアス、認知的不協和、一貫性の罠……などなど我々はどうやら、色眼鏡をかけて現実を…

次に読みたい小説

世の中には、現実社会の現象に紐付けて、特定の作品の名前をぽんと出す本当の読書人が居る。自分はそういう人間にはなれそうもない。本を読んでは忘れる人間だから。 本を読んでいればいつしかそういう能力が身につくかもしれないと思っていたが、僕の脳はそ…