点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

まあまあ楽しくやってます

生きてます。

医師から勧められた、1行日記を実践している。これによって落ち込む日と、すこぶる調子がいい日が、ある程度予測できるようになってきた。

調子が良かった日が2~3日続き、調子が悪い日も2~3日続くというサイクルを繰り返しているように思える。そのサイクルに当てはまらない日もあって、急に体調が悪くなり、約束を取り消すことなどもあるけれど。

 

ブログを書いていない間も、それなりに楽しく生きていた。金は無いが時間はあるのだ。

ここ数ヶ月で気がついたことは、お金が無くても楽しくやっていけるということを、骨の髄……までは言い過ぎだけれど、実感できたこと。

流行下火になって久しい、ライフスタイルとしての「ミニマリズム*1。究極の必要最低限を目指すという思想で、洋服から家具、果ては人間関係に至るまで、極限まで無駄を削ぎ落とそうといものだ。

これを信奉するミニマリストらはどのように娯楽を得るか。大部分は、ネット経由で摂取するという選択肢が大正義となる。今はどうか知らないが、2~3年前のミニマリスト本には「娯楽はインターネットさえあればいい」的な言説が堂々と書き記されていた。

僕からすると、この主張は明らかに過言だ。

「人生の楽しみがインターネットで提供されるサービスで全部賄えるわけないだろ」という態度を取っていたし、これからも取る。人と直に会話し、デジタルデータではない娯楽品購入に躍起になり、高い金を払ってテーマパークの世界観に浸る。紛いなりにも資本主義国家に生まれた現代人にとって、これらの娯楽の摂取は避けられない宿命にあると思える。

ただ、社会的にも、また僕の懐事情的にも、人との物理的な交流が制限されたことによって、プライベートな人間関係は、自然とネットを使ったコミュニケーションが主となったことにより、「案外ネットあればイケる」という立場に近くなってしまった。

ネットの友人とTRPGMinecraftなどをしていたりもする。楽しい。

趣味についても同じだ。

僕はサブスクヘビーユーザーだ。ただ最近は数を少し減らして、アマプラ、ネトフリ、Kindle Unlimitedの3本に絞った。サービス利用料は月に3000円未満。光回線使用量の4000円と合わせて、7000円未満の出費で自分の人生いくつあっても足りないくらいの作品を視聴・読書することができる権利を得ている。改めてよく分からない時代だ。

このサービスと、東京都の充実した図書館のおかげで、僕のインドア趣味はこれ以上お金をかけなくてよろしくなった。

もちろん金があればあったで、電子データではなく本を買うんだろうし、映画館に行くし、元気があれば、人とよくでかけ(当社比)、よく遊ぶ(当社比)のだろう。だが、それができない現状を嘆くことは、ほぼ無くなってしまった。あくまでも、僕が使っているのは代替品であることは忘れてはいない。しかしこの代替品、なかなか良くできているのだ。

おかげでほぼ引きこもりのような生活をしていても、精神的には充足している。

お金が無くても享受できる娯楽をそれなりにエネルギーに変えながら、ゆっくりと「まあまあ楽しく」やっていくよ。

 

あと、またブックレビューやりたい。
ツイキャスと連動した感じの企画を考えてます。気が向いたらやります。

*1:もともとは美術用語で、「完成度を追求するために装飾的趣向を凝らすのではなく,それらを必要最小限まで省略する表現スタイル(ブリタニカ国際大百科事典 )」