点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

読書が苦手な人がちょっと頑張ってハードルを超えるありきたりな方法

全く本を読めないけれど本が読めるようになりたいという人に向けて、自分なりに「こうしてみれば」という方法を考えてみる。気楽に読んでほしい。

1:図書館のカードを作る

拠点となる自治体の図書館のカードを持っていないなら作ろう。

実は図書カードを作るという行為が、一番重要かつ、一番ハードルが高い。
ぜんぜん本なんて読んでこなかった人間からすると、くそめんどい。
あ、忘れずに、本人確認書類(免許証や保険証、マイナンバーカードなど)を持っていこう。
登録に必要になる。忘れると一気に萎えて、読書意欲が死ぬ。

このハードルを超えると、グッと読書を趣味にすることが楽になる。

1-1:「くそめんどいので、普通に書店で買うわ~」という人へ。

別にいいけど、一番最初に買った本が当たりではなかった場合、死ぬ。
あなたは向こう10年間、なにか特別な理由が無い限り本というものに触れない
だろう。

図書館では良い本を見分ける練習ができる。チュートリアルをプレイする権利は持っておいたほうが良い。
このハードルさえ超えれば、読書習慣化への道が開かれる。

ちなみに図書館にもよるが、雑誌が読めたり、古い漫画などが蔵書にあったり、PCでインターネットが使えたりするので何かと便利だ。

2:読みたい本を見つける

自分が知りたいことや知っていることでいいので、何か本を一冊読めそうなものを手に取ろう。手にとったらカウンターで借りよう。気になる本が数冊あるなら、全部借りておこう。

「読めないから1冊だけ」はNG。1冊借りはつまらなかった場合、死ぬ。
図書カードの有効期限が切れるまで、一度たりとも図書館に足を運ばないだろう。

めんどいので図書館で借りずに読む……のはおすすめできない。気が散る。ソーシャルディスタンス的な意味でも、借りたらすぐに図書館を出て、空調の効いた喫茶店や自宅で読むことを薦める。

図書館にはお子さんが意外と多いし、座り心地のいい席は、常連さんや、勉強をするフリをしてスマホを操る学生が占拠している。

自分の好きなときに、好きなだけ読む状況を作って欲しい。

2-1:読みたい本が見つからないよう

書店や図書館に行って出会いを楽しむのもいいけれど、それは何があたりなのか知らないガチャと似ている。

そこで役に立つのが、図書館の蔵書を横断的に検索できるカーリルAmazonの書籍検索だ。
話題書や名著と呼ばれる本は、ガチャで言うところの当たりだ。ここで、何冊かピックアップする。

大体の図書館はインターネットで蔵書検索が可能だ。カーリルでも検索できるが、操作がややこしい場合は、「(自治体名) 図書館」で検索すると、蔵書検索できるページにたどり着く。
ピックアップした本を検索して、あるなら借りに行こう。ネット予約をできるようにしておくと、取り置きも可能だ。

3:持ち運ぶ

お守りのように持ち運ぼう。図書館の本の場合は気をつけて持ち運ぶこと。

本を持ち運ぶだけでも、読書の機会が増える。
普段より荷物が重いのは、あなたが本を持ち運んでいるからだ。
気がついたときに開くようにしよう。

ただ単に持ち運ぶことの威力はバカにできない。
あなたがTwitterやネットニュースを読んでもきつくないのは、スマホを毎日肌身離さず持ち歩いていることが要因の一つだ。
スマホは便利だし楽しいものだから、抵抗感はゼロに等しい。

あなたの手元に、あなたが読みたいと思った本が常にある状況を作ろう。
本も便利だし楽しいものである。あるのは抵抗感だけだ。
こういう状態を作ることで、読書への抵抗感が無くなる。

出かけるときの鞄や、仕事先へ行くときに使うバッグに入れよう。

4:まず1ページ読もう

千里の道も一歩から。1ページ目を読もう。

目次だけ読むのでも良し。もし1ページすらダルいならば、1段落。
それも厳しいのであれば1行。
さらに辛いのであれば1文字だけでもいいから読んでみよう。
気がついたら3ページくらい進んでいるはずだから。

ところで我々は140文字程度の読書を普段からTwitterFacebookInstagramなどで行っている。
本によって違うが、2~4行くらいは読めるはずだ。

5:つまらなかったら読むのをやめて、次の一冊を読もう

1文字すら読むのがキツい場合、当たり前だが、あなたにとってツマラナイ本だ。
返却期限には時間があるから余裕のあるときに返そう。

そのまま次の一冊を読んでしまおう。
ツイートやらブログ記事も、「おもんないわ」と思ったら戻るボタンや閉じるボタンを押すでしょう。それと同じ。

さて、ここで複数借りが効いてくる。
次の一冊に手を伸ばすことができる。
ガチャを回す感覚で、いい本が来ないか祈ろう。

6:2~5を繰り返す

ここだけの話、図書館のカードを持っていると何回もガチャが引ける。
しかも事前に何がレア本なのかも知ることができる。これはやばすぎる。
全部ドブ本だったとしても、リセマラは簡単。図書館に行くだけだ。
何度か繰り返していると、「おっ、これは来たぞ」というガチャに巡り会える。

そのときにはもう、あなたは読書が趣味になっている。
信じるか信じないかはマジであなた次第。

 ……。

 …………。

 

おしまいける。

おまけ:読書を極めたい

これを買え。