点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

Fan Pay様に寄稿致しました 2020-10-20

はじめてのおしごと

初めて文章でお仕事を頂いて、それが公開された。

しっかりとした「読書ブログ」を運営されている方々の中に滑り込んだ場違い感が拭えないけれど、少しでも誰かのお役に立てればと思う。

card-media.money.rakuten.co.jp

「これから読書習慣を身に着けようとする人」に向けて書いてあるので、少し上から目線的なところがあるかもしれない。僕が何が言いたいかを一言で纏めると、「頑張らないほうが続く」という単純で、自堕落で、当たり前なことだ。

このブログではかねてから、「クソ読書」という読書態度を喧伝していたので、この姿勢とも矛盾しないと思う。基本はクソ読書で、飛ばし読み、ななめ読み、いいな!と思った本だけ、上の記事で挙げたような方法でノートを取ることにしている。

頑張らないのになぜ読書ノートが必要か

ところで、「頑張るな」とか言っておきながら、どうして読書ノートなんか面倒くさいものを作っているのかというと、僕が基本的に図書館使いであるからだ。もし図書館がメインの読書補給機関でなければ、読書ノートには行き着かなったと思う。

返却期限があり、本に直接書き込みができないという図書館本の場合、その本の内容を記憶するにはどうするか。一度読んだだけで内容がある程度頭に入ってしまうような、超絶面白い本か、記憶の超人で無い限り、「どこかに写す」という方法しか無い。

ならば別に読書ノートでなくても良いではないか。

スマホで重要箇所の写真を取るなどの手段もあるだろう。

確かにそうだ。写真は書くという作業がいらない。究極的に楽だ。

でも、写真にも欠点がある。それは結局、線を引かないと、見返しても重要な部分が後から分かりにくいということだ。さらに、データが膨大になって、管理がとても大変だということは、欠点として非常にでかいと感じる。

読書ノートは1冊に全て纏めているので、管理や読み返しがとても楽。重要なのは、「手早く読み返せるものであるか」ということなので、写真は僕にとっては非効率的に思えた。

だから、本腰を入れて読みたいとか、クソ読書を超えて、これはモノにしたいという本が出現した場合、ざっくりとブックダーツであたりをつけ、そこを読書ノートに書き写すということをやっている。これが、一番頑張らず、また記憶に残りやすく(と感じる)、本を汚さない方法だと信じている。

「自分にとって」最適なものを目指そう

必ずしも万人に対して有効な手段とは限らない。なので、記事を読まれた方々には、ぜひ自分の読書に対する姿勢と照らし合わせて、自分なりの読書術を作る、工夫する際の参考資料として活用して頂けると嬉しい。

縛られること無く、のびのびと、自由に読むのが一番楽しいし、楽しいと継続がしやすい。

お声掛け頂いた、株式会社はてな様、ありがとうございました。

 

蛇足

個人的に嬉しかったことがある。

かねてより憧れ、フォローしているブログ「基本読書」の冬木さんが、僕と同じくブックダーツ使いであるということだ。嬉しい。「書き込みの代替え」として使うなども知れた。僕も、後で読書ノートに移すところに刺して使うという、同じような使い方をしているので、勝手に嬉しくなっている。

huyukiitoichi.hatenadiary.jp

自分の文章に自信が持てたいい機会でした。感謝であります。