点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

図書館借りた本10冊読前レビュー

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返却期限が切れていることを思い出して急いで図書館に行き、ジャケ買いならぬジャケ借りをしてまいりました。なんとなく自分の興味関心に偏った印象。絶対に自分では借りないだろうなという本も含まれていますが、外に出れば飲み物を欲しがって金を使い、本屋に行けば刺激が欲しくなって金を使いますから、引きこもって本を読むのが少しでも長くなるように、自分の理解が追いつかなそうな本も何種類か選びました。

それが、狂ったような猛暑を生き抜く最高に冴えたひとつの方法なんであります。

さて、本を読んだ後のレビューというのを期待している人が多い中、しかし天の邪鬼的なことをしてみることも、たまには良いのではないかと考えた僕は、この借りてきた本を、全く読んでいない現在、どのような本かな?ということを予想し、そのどうでもいい情報をブログに垂れ流したら、果たしてどのような反応が返ってくるのか?という、僕史上前代未聞の試みをやるわけです。。

 

きちんと調べたわけではないですが、おそらく僕が思いつくくらいです。

発想力、企画力、記事構成力、文章力の長けた僕よりも何十倍も読者やフォロアーやPVを稼いでいる人は一度はやっているであろうことだと思いますが、Achelouバージョンはこの世でただ一つこの記事のみであります。もし興味があったら読んでいただけると嬉しく思います。

宗教の秘密

宗教の秘密

 

たまには陰謀論的な本を呼んでもバチは当たらないかなと思って、一番最初に手にとったのがこれ。著者はこのブログで微妙に出てきている洗脳と脳機能の専門家である苫米地英人氏。往々にして、宗教の専門家ではない宗教解説本は批判的に読むべきものであり、ツッコミどころを探すことで楽しみが500倍ほどに膨らみますので、トンデモ本的内容に期待。

世界史の読み方 (角川選書)

世界史の読み方 (角川選書)

 

個人的に歴史の覚え方は、文字を読んで理解する方法と図説を読んででイメージ的に捉える方法があると思うのですが、どうでしょう。違う方法を提示させられたらどうしたら良いのでしょうか。そもそも世界史の意味合いが違うかもしれません。隣接次元を舞台にした宇宙小説の可能性も。

残念ながらその可能性はゼロでした。裏表紙に本書のサマリーが。それによると世界史Bをさらっとさらい、「小さな世界史」と「大きな世界史」というカテゴライズて単純化、社会の変動と転換を時間軸と空間軸でつなぎ合わせることで、新たな世界史理解を得られるということらしいですが、果たして。

世界の歴史〈30〉新世紀の世界と日本 (中公文庫)

世界の歴史〈30〉新世紀の世界と日本 (中公文庫)

 

リンクは文庫版ですが、借りたのは単行本版。お、Achelou。お前もう30巻まで読んだのか?と思ってしまったのならごめんなさい。今、僕は歴史を逆から読んだほうが、むしろ理解が早まるんじゃないのか?という仮説を持って、歴史書で良さげなのないかな~と思って探していたところ、あ、これでいいじゃん!と思って、中央公論社から出てるこのシリーズの一番新しい30巻を借りました。つまりまだ、一冊もこのシリーズを読んでいないということなのです。

「コミュ障」の社会学

「コミュ障」の社会学

 

べつに良いじゃないか。コミュ障でも。そもそもコミュ障ってなんだ。人前でおどおどしてしまう?つい自分の好きな話をしすぎる?それはコミュニケーションが正常に取れている人にだって起きること。僕は「コミュ障」というのは、実際のコミュニケーション障害(対人恐怖症など)ではなく、内向的性格がネガティブにキャラクター化されてしまった結果と見ています。そこらへんの、「コミュ障とは何か」論が、書かれているといいな。

科学の発見

科学の発見

 

著者は理論物理学者で、どれだけ現代物理学が優れているかということを宣伝するために書かれた本、らしい。これが僕が冒頭に述べた、「絶対に普段なら借りない本」のひとつ。だって数学を中高のレベルで学びなおしている程度の人間が、読んで分かるわけがない。しかし、まあ、分かるところだけ読んでみたら面白いのかなっていうそれだけで借りた。

「面白いほど」というタイトルからは2パターンを想定できます。「笑っちゃうほど」という意味と、「面白いと感じるほど」という意味です。前者であれば、笑っちゃうほどよく分かるという意味で、まさしく入門本にぴったりのタイトルです。表紙もなんだか可愛らしいし。でも、後者であればどうでしょうか。確率を面白いと思える素養が備わっている人しかわからない本の可能性もあるわけです。その場合、僕は早々に死にます。

絵ときでわかる 基礎化学 第2版

絵ときでわかる 基礎化学 第2版

 

となり同士に第1版と第2版が置いてあったのだと今気がついた。僕が借りたのは第1版で、2とか表紙にかかれていたので、1に書ききれなかった科学の知識が2で書かれているものかと思ったのに。なんだ。じゃあこれ、明日あたり図書館で2版借りてくるしかないじゃないか。

行動経済学の逆襲

行動経済学の逆襲

 

逆襲するものはたいてい悪者か、一度はアウトローな存在になってしまったものであることが多いです。スター・ウォーズなら帝国、ポケットモンスターならミュウツー機動戦士ガンダムならシャア、堺雅人なら半沢直樹です。しかし経済学における逆襲者は、何個かの記事で話題にした「行動経済学」でした。果たして行動経済学は、シス皇帝に襲われるルーク、石になったサトシ、土下座する大和田常務的存在などを認識し、正当な学問の道を歩むことができるのか……(シャアのことについてはごめんよく知らない)

面白くて眠れなくなる植物学

面白くて眠れなくなる植物学

 

どうせ眠れないんだったら面白い夜を過ごしたいとおもって借りました。それにしてもタイトルでハードルあげすぎでは?と思って調べてみると、この頃「面白くて眠れない○○」みたいなの流行っていたみたいですね。探してみたら、『面白くて眠れない社会学』もあったんですけど、ウソです。社会学は面白いけど、その理由で眠れなくなるのではなく、「社会ってわっかんねえなあ」という悩みで眠れなくなります。この本が、「植物ってわっかんねえなあ」という疑問をあまり残さないことを期待しています。

オン・ザ・ロード (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-1)

オン・ザ・ロード (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-1)

 

かたむきみちおさんのブログ『おならっぷばーん』で登場した池澤夏樹個人編集による世界文学全集の第1巻。文学の素養がない人間が手にして良い分量でないことが、当ブログの一番上右端に写っている本書の分厚さから見て取れると思います。正直、ケルアックなんて誰?という感じだし、オン・ザ・ロードという作品も知らないのです。おそらくケルアックファンからすると、超羨ましい状態だと思います。いいだろう。ははは。

 

さて、何から読もうかな。