点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

趣味になるべく金をかけない方法

自由に使えるお金が少ない人にとって、自分の趣味にどれだけお金をかけるかというのは非常に悩みどころ。

もし趣味にたくさん使えば、趣味以外のことに使えるお金が減ってしまい、もし趣味以外のことに使ってしまうと精神的な潤いが無くなってしまいます。その不満のエネルギーは出世などに役に立つというらしいですが、真偽のほどは定かではありません。所詮、心理学が言っていることです。

結局どこかで、妥協をしなければなりません。

僕の趣味は、金を節約しようと思えばいくらでも節約できるものばかりです。多くはインターネットのおかげです。ストリーミングサービスが台頭したおかげで、映画・音楽の視聴は容易になりました。読書は昔から、図書館という素晴らしい(最近になるまで、あまりその魅力に気がついていない人でしたが)公共機関のおかげで、まったくお金をかけずに楽しむことができます。

読書はいいとして、映画・音楽ですが、現在僕は、NetflixとPlay Musicを利用しています。月に2000円は、正直ぼくの懐を直撃しまくるのですが、それ以上のものを僕に提供してくれるので、納得して使っています。新しいものを合法的に手に入れるのに、一番手っ取り早いのがこうしたサービスですから、使わざるを得ません。

映画館なんて半年に1回くらいの贅沢だと個人的には思っています。過去の作品で、まだまだ見ていない名作がたくさんあるのに、最新作ばっかり追い求めなくても、いずれ売れた映画は配信されるのですから、焦る必要はないんですね。

そう、物欲というのは、短期的な欲求を抑えることができれば、実は克服することができるわけです。もちろん、限定商品など、後でプレミア価格がつくことが予想されるような商品を除いては、今すぐの所有権というのは必要無いことのほうが殆どです。

試しに、どうしても欲しくて買った好きな時計、お気に入りのジャケット、自分が大好きな本の表紙や本文、死にものぐるいで買ったアクセサリー、いつも吸っているタバコの箱などを、絵に書くか、書ききれないところなどは、文章にしてみてください。

そのあと、確認すると、全然違ったりします。

見た目が重要なのは最初だけ。タバコにしても、どの銘柄を吸っているかというのは、「味」とか、対人コミュニケーションの中で取り交わされる情報にしか過ぎません。ということは、商品として、これは!と思った部分も、手に入れてしまうと、「時間を確認するもの」「上着」「本棚の一部」「昔買ったアクセサリー」「偽ニコチン供給機」という機能でしか、人間ものを見ていないということです。

本などの形が残るものは、10年後、20年後も残るか?

ファッション、タバコなどの嗜好品は、今どうしても欲しい理由は何か?それが自分の将来にどんな影響を与えるのか?ということを想像すると、無駄な買い物が減っていく……気がしませんか。

そんな僕は、後もうちょっとしたら、ネトフリもプレイミュージックもやめて、本だけに集中しようかなと思っているのですが、さていつになるやら……。