点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

無自覚のマウント取り

本ばかり読んであたまでっかちにならないように気をつけようとしておりましたが、最近、弟に無自覚のマウント取りをしてしまっていたらしく反省しております。

 

内容は喫煙に関するもの。ニコチン、タール、そして依存症などの知識に乏しかった僕は、図書館やネットで調べた知識を、1年前くらいからタバコを吸い始めたという弟に、Twitter上で講釈たれてしまっていました。

その時は、講釈をたれていたというよりかは、「喫煙をするならふかしたほうが有害なものを取り込まないので良い」とか「ニコチン、タールによる発がん性」とか「紙巻たばこよりもパイプや葉巻の方がタールが少ない(吸い方の問題による)」とか「副流煙は気にしないでも良い」とかそういうことを、多分やり取りしたんですね。

まあタバコを吸わないやつから、そんなことを言われても面白く無いわけです。で、今日いよいよ言われましてね。マウント取るな!と。いやあ、申し訳なかった。

 

百聞は一見にしかずということを、本好き、とくにノンフィクションが好きな本好きが心得て置かなければならないなあと。で、僕も人生初のたばこをこのあいだ吸って、今日あらためて弟が勧めてくれたタバコを吸いました。

なるほど、これは依存するなと思いました。

 

母方の祖父と伯父が、それぞれ、祖父がガン、伯父が心臓麻痺で他界しており、どちらもヘビースモーカーであったことから、喫煙に対するイメージは最悪で、別にタバコを吸っているひとを馬鹿にしているつもりはなかったのですが、タバコに関する健康被害にまつわる話を仕入れては、「なんでタバコ吸うのだろう」という感想を持ってしまったんですね。

 

でも、まあ、うん。今回弟から貰ったタバコとか、悪くないって思っちゃったんですね。

それで思ったんですね。だからみんなやるんだなと。ニコチンは強烈だと。

これはドーパミンを強制的に分泌させるものですから、ドーパミン不足の脳みそと相性が良かったのかもしれません。しかし、体内で自然に分泌されるはずのドーパミンが、タバコを介してでないと分泌されにくくなってしまうというのが、ニコチン依存症の大きなデメリットであり、そこに輪をかけてタールという猛毒を体内に取り込むことで、ゴリゴリにガンのリスクを高めるわけですな。

タールがふくまれていない、要するに木のチップを使っていないパイプタバコや葉巻のほうが、発がん性が少ないらしいので、喫煙するならそちらを……と勧める記事なども多く見かけますけど、そう言われているだけで実際は吸わないに越したことはないのであります。

身体に影響がないものでドーパミンを出す(例えば、運動、無糖のチョコレート、カフェインなど)方が、よっぽど健康的ではありますけれどもね。

ただ、そういう生活をしていても、ガンになるときはガンになるから、ドーパミンをうまく出す手段を自分なりにみつけて、気を使いすぎず、悪いストレスをなるだけ溜めないようにするというのが、今の所「僕の中での正解」だと、弟や周囲の人達、タバコに関する書籍や、アンチ派、肯定派の資料を読んで痛感した次第です。

たばこと健康への悪影響は、専門家でも意見が分かれるところですから、結局は、自分とタバコの関係性をどのように捉えるかという話になってくるんですな。

 

ここでも自己責任か。僕がいま、一番気をつけなければならない言葉です。

<ざっと確認した関連書籍>

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