点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

惑星鬼天竺というバンドをやっています。

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打ち込みテクノバンド惑星鬼天竺は2014年に結成したにも関わらず、長らく僕の諸事情によって活動を停止させていたのだけれど、ニートになったし、医者も好きなことやれって言ってたから、もう一回メンバーにお願いして、やらせていただくことになったのです。

この『2D OR NOT 2D』は、僕が好きな平沢進さんというミュージシャンが結成していたバンド、P-MODELの楽曲でして、2014年の平沢コピーイベント「ピコ☆コピ」で演奏したオケですから、4年間くらい熟成させたものです。

今年に入って、メンバーに集まってもらい、ボーカルを録音しました。

バカコーラス楽しい。クソハモリも楽しい。音楽って本当にいいもんですね。

まだコピーだけだけど、そのうちオリジナルもやりたいです。

ということで、もしよかったら聴いてほしいです。よろしくおねがいします。

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ニコ動もあるよ!!

無自覚のマウント取り

本ばかり読んであたまでっかちにならないように気をつけようとしておりましたが、最近、弟に無自覚のマウント取りをしてしまっていたらしく反省しております。

 

内容は喫煙に関するもの。ニコチン、タール、そして依存症などの知識に乏しかった僕は、図書館やネットで調べた知識を、1年前くらいからタバコを吸い始めたという弟に、Twitter上で講釈たれてしまっていました。

その時は、講釈をたれていたというよりかは、「喫煙をするならふかしたほうが有害なものを取り込まないので良い」とか「ニコチン、タールによる発がん性」とか「紙巻たばこよりもパイプや葉巻の方がタールが少ない(吸い方の問題による)」とか「副流煙は気にしないでも良い」とかそういうことを、多分やり取りしたんですね。

まあタバコを吸わないやつから、そんなことを言われても面白く無いわけです。で、今日いよいよ言われましてね。マウント取るな!と。いやあ、申し訳なかった。

 

百聞は一見にしかずということを、本好き、とくにノンフィクションが好きな本好きが心得て置かなければならないなあと。で、僕も人生初のたばこをこのあいだ吸って、今日あらためて弟が勧めてくれたタバコを吸いました。

なるほど、これは依存するなと思いました。

 

母方の祖父と伯父が、それぞれ、祖父がガン、伯父が心臓麻痺で他界しており、どちらもヘビースモーカーであったことから、喫煙に対するイメージは最悪で、別にタバコを吸っているひとを馬鹿にしているつもりはなかったのですが、タバコに関する健康被害にまつわる話を仕入れては、「なんでタバコ吸うのだろう」という感想を持ってしまったんですね。

 

でも、まあ、うん。今回弟から貰ったタバコとか、悪くないって思っちゃったんですね。

それで思ったんですね。だからみんなやるんだなと。ニコチンは強烈だと。

これはドーパミンを強制的に分泌させるものですから、ドーパミン不足の脳みそと相性が良かったのかもしれません。しかし、体内で自然に分泌されるはずのドーパミンが、タバコを介してでないと分泌されにくくなってしまうというのが、ニコチン依存症の大きなデメリットであり、そこに輪をかけてタールという猛毒を体内に取り込むことで、ゴリゴリにガンのリスクを高めるわけですな。

タールがふくまれていない、要するに木のチップを使っていないパイプタバコや葉巻のほうが、発がん性が少ないらしいので、喫煙するならそちらを……と勧める記事なども多く見かけますけど、そう言われているだけで実際は吸わないに越したことはないのであります。

身体に影響がないものでドーパミンを出す(例えば、運動、無糖のチョコレート、カフェインなど)方が、よっぽど健康的ではありますけれどもね。

ただ、そういう生活をしていても、ガンになるときはガンになるから、ドーパミンをうまく出す手段を自分なりにみつけて、気を使いすぎず、悪いストレスをなるだけ溜めないようにするというのが、今の所「僕の中での正解」だと、弟や周囲の人達、タバコに関する書籍や、アンチ派、肯定派の資料を読んで痛感した次第です。

たばこと健康への悪影響は、専門家でも意見が分かれるところですから、結局は、自分とタバコの関係性をどのように捉えるかという話になってくるんですな。

 

ここでも自己責任か。僕がいま、一番気をつけなければならない言葉です。

<ざっと確認した関連書籍>

本当のたばこの話をしよう  毒なのか薬なのか

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禁煙セラピー

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パイプ福音書

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読後レビュー 『世界史の読み方』

世界史の読み方 (角川選書)

世界史の読み方 (角川選書)

 

「小さな世界史」と「大きな世界史」というステージで捉えて単純化……というのがウリの本書ですが、その恩恵をあまり受けない感じがありました。

 

世界史を一通りさらえるので、家に一冊も世界史関連の軽い読み物がない場合は買ってもいいかもしれないけれど、こういう「概説」というのは、どんなに頑張っても教科書的にしか歴史を羅列することができないのかしら、ということを感じた次第。マクニールの世界史の方が、読んでいて面白かったし、世界史の流れを理解できると思ってしまいました。

 

しかし、どの歴史解説本にも載っていることですけれど、大きく捉える→細部を見るというプロセスは、歴史、というよりも何かを勉強することにとって重要なのだなと感じました。教科書を端折った書き方になってしまった本書であったとしても、「おおまかな流れを掴む」という役割は果たせている気がします。

 

真新しいものではないですが、世界史理解の王道を踏襲していると思われますので、読んで損ではないかと。それと、世界史へのハードルを低くするために、このような工夫がされています。

劇場型の歴史は登場人物が多いことに特色があるが、短期間で学ぶのは無理なので、極力登場人物は少なくすることにした。世界史の道筋がわかったあとで、登場人物の数を増やしても決して遅くはないからだ。

ということで、たしかに最低限度になっているかなと思います。受験ではなく、教養というか、ざっくりとした知識をとりあえず仕入れたい、世界史に馴染みたいという人は、最初の一冊にしてもいいんじゃないかな。Amazonの評価、カスタマーレビュー1件で☆2になっているのは、ちょっと厳しすぎないかな~とかは思っています。

 

買うのが怖かったら、図書館から借りるのでもよし。僕もこれ借りたし。マクニールの世界史が家にあるのと、世界史の図説もあるから、正直それを持っていればそっちで勉強できるからなあと思いまして。

 

まあ、結局歴史も、好きに読んだら良いんですよ。香港のデモだって、今僕たちが生きているから知っているし、リアルに感じることができるわけで、あと50年もしたら、歴史の教科書の片隅に書かれる程度のものになっていたりする可能性だってあるわけですからね。教科書編纂者の主観に左右されたくないのであれば、いろんな歴史書を読み漁るほか無いので、この1冊で決めよう!と思わな方がいいかもしれません。