点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

文庫-LOGをはじめました。

bunkolog.hatenablog.com

文庫専門でブックレビューするブログを作った。別に分ける必要あったのか、無かったのか。一人ディベートの結果、どちらでも良いということになったが、新年度だし、ちょっとした差別化というか、そういうのもいいかなと思って、始めることにした。完全な見切り発車だ。

『本を読む本』を第1冊目としたのは自分への戒めでもなんでもない。シントピカル・リーディングの存在を例示し、「僕にはこういった読み方は不可能である」ということを宣言したかったからである。最後の方で、比較宗教学とかの話をした。あれはウソではない。ウソではないが、果たして自分にできる代物であろうかという予防線を張りたかっただけであった。

「突如として僕が文庫好きになった」という印象を受ける人もいるかもしれない。そんなに僕に興味がある人なんていないだろうけど、文庫が好きであり、愛しているのは事実である。

欲しい本があったとしても、それがソフトカバーであれば、購入を躊躇してしまう。ハードカバーであれば、その表紙を破り捨ててやりたい衝動に駆られるほどに、文庫のサイズを愛し、柔らかさを愛している。あのサイズを発明した人は、おそらく神であるに違いない。

文庫愛についてのより詳細な記述は『文庫-LOG』のほうで表明するつもりでいる。

『文庫-LOG』の更新頻度は、『点の記録』と同程度になるはずだ。運が悪ければ、三日坊主になるかもしれない。ただ、もう最初の20冊の候補はリストアップしている。大手書評ブログでも、最短で2~3日ペースの更新だから、まずはそれよりも少ないけれど、着実なペース……つまり週1ほどの更新を予定している。

3月18日にうつ宣告をされた。しばらくはベッドの中で唸ったり泣くことしかできなかったが、好きなものに向き合う心を取り戻せてから、おそらく寛解に近づいている。医者に勧められた散歩中に、「文庫専門のブックレビュー」という単語が思い浮かばれた。それを謳うサイトがあるかどうかを検索しても見つからなかったので、とりあえずやってみようという、本当に勢いだけのスタートだ。

ベッドの中でうずくまり、何も出来ないよりはマシだ。

『点の記録』も、『文庫-LOG』もどちらもよろしくおねがいします。