点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

眠りの戦略

胃痛と軟便、そして長年持っている痔により、入眠を妨害され、寝ずに出勤しようとしたが、やはり出勤直前に下痢の発作が起き、遅れる旨を伝えたところ、体調芳しくないのであれば、無理せずに休むがよろしいということで、帰宅してきたところだ。

眠りについては、うつ病を患ってからというもの、悩みの種であったが、ここ最近は非常に調子よく眠れていたのもあってか、この一連の欠勤までの流れに普通にヘコんでいる。

良き眠りに拘ることによって、睡眠の質が下がることは、睡眠学会の通説になってきているらしい。しかし、これを機に睡眠リズムや精神状態、体調などが悪化することは避けたい。過ぎたるは及ばざるが如し。あまりこだわらない程度に、睡眠時の戦略をたてる必要があると感じる。最近の入眠前の行動を反省してみると、意外と改善点が多いことに気がついたので、それを纏める。

寝る前にスマホ、PCを使わない

実は最近、寝る前にスマホを使うようになってしまった。理由は「もう大丈夫でしょ」と油断していたのだ。昨晩はトイレに籠もりながら、腹と痔の痛みと格闘しつつ、Netflixで古き良き90年代のシットコム『F.R.I.E.N.D.S』を視聴していた。内容は痛みでほとんど入ってなかった。全く持って無意味かつ、入眠妨害行動である。これはいけない。

寝る前にスマホ、PCを使うことを避けるようになってから、入眠できる確率が上がったという経験則と多くの睡眠に関する研究結果から、これは絶対にやってはいけない禁忌として認識する必要があるだろう。

代替行動として、寝る前は本を読むか、筆記開示をして悩み事を洗いざらいノートにぶちまけることにする。再度の習慣化には時間がかかるだろうけど、快眠のためにはそれくらいしたいところ。

眠気が来るまで布団を使わない

布団に入ると眠れないという情動記憶が、眠りを妨げる大きな原因になり得る。布団に入って20分眠れなかったら布団から出る。スマホ、PCの誘惑に打ち勝ち、それ以外の事をして眠気が来るのを待つようにする。

眠りの前にスマホをいじるのが癖になり始めている現在の僕は、この行動を取ることでより眠れなくなるリスクがあるけれど、そこはグッと堪えなければならない。本屋の仕事は好きだ。ほんとに、なるべく出勤したいのだけど、職場の人に気を使われながら働くのは本望ではない。万全な体調を作るためにも、ここは意識的に取り組むことが必要だ。

習慣化する際の障害を超えるために、「If thenテクニック」を使う。「もし〇〇なら、□□する」という鋳型を使って、「もしスマホを見ようとしたら、本を読むようにする」「もしパソコンをつけようとしたら、深呼吸するようにする」という形で、悪癖を遠ざけるものに結びつけるテクニックだ。割と使えたので、またやっていこうと考えている。

寝ることを諦めない

今日、ようやく分かったことなのだけど、今年28になる身体では、オールはできないということを肝に銘じることにする。眠気が来ない、というより腹も尻もシクシクと痛むことに気を取られ、紛らわすようにスマホを手に取ってしまったのは反省点である。

「眠れない→布団から出て時間を潰す→眠気が来たら布団に入る」というサイクルをプリンシプルとして守り続けるだけで良いはずなのに、途中から寝ることを諦めた。というか、出勤に間に合う時間に起きられるか不安であったというのが本当のところだ。

結局、欠勤するほど体調が崩れたので、遅刻のほうがまだマシであった。今後は自分の身体の老いを素直に認め、少しでも眠れるような行動を取っていくことにする。

さて、本日は無事、眠りにつくことができるだろうか。