点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

数学コンプレックス定期報告 No.001

行くあてもなく、ざっくばらんに、放浪するような読書をしてきた。ただ最近は、それもいいけれど、そろそろまとまった知識を、意図的に仕入れる時なのではないか、と漠然と思うようになった。きっかけは、本棚を見た時、本のジャンルに偏りがあるということに気がついたからだ。

いや、正確には、偏りがあることには気がついていた。気がついていないフリをしていただけだ。僕の本棚には、いわゆる理系分野とされる本が少ない。

理由は簡単。僕はこのブログで度々告白しているように、数学が苦手であるから。

これはこのブログが出来上がってからずーっと書いているコンプレックスだ。コンプレックスなら、さっさと克服するに限るというのに、なかなか手が伸びず、今日までずるずると、数学コンプレックスを引きずっている。

もちろん、ブログ開設当初に比べて、苦手度は克服され、知識はアップデートされている。しかし、その度合いは山﨑OSバージョン0.1が、バージョン0.19くらいになった程度で、微々たるものだ。

あらためて考えると、数学ができないデメリットはやはり大きいと思える。

この世は数学の上に成り立っていると言っても過言ではないほど、数学が発達しなければ存在しなかったであろう様々なモノにで溢れている。

僕が今使っているDELLのパソコン、スマホ、量産品の家具はコンピュータによる数理的処理によってはじき出された情報を元にして、効率的に機械や人間が作っている。その機械を動かすのは工学や物理学でこれも数学を使う。経済学には微積分、金融には波動方程式、西洋医学は数学を用いる化学の化合物が、人体にどの程度影響を与えるかということを、統計学という数学で調査する。

この世を観れば観るほど、数学というフィルターを一回通過したもので溢れているではないか。

それなのに、数学を知らない僕は、それらに目を向けても、「PC,スマホー便利な道具」「椅子ー座るもの」「コップー飲み物を飲むもの」「紙ー文字や図を書くもの」といった、自分の直感に頼った理解しかできない。別にいいじゃんという人へ。そのとおり。別にいい。人間は、認識に上がるものを数学的に捉えなくても生きていける。単に、いろんな視点から物事を捉えられないのって、面白くないなと、山﨑が漠然と思ったから、こんなブログを書いている。

人間は他の生物に比べて脆弱だが、代わりに前頭前野が発達し、想像や類推することが可能な生物だ。どんなに筋トレをしても、ライオンやクマとやりあったら勝てない。人であるバリューは、想像することだ。しかしそれを使わないというのはもったいない。人の一生は、地球46億年の長い年月の、たった100年前後という短い期間だ。僕の場合は、長生きしたとしても、せいぜい70~80年後には高確率で死んでいる。それを、まるで塵芥のようだと思うか、超限定的な貴重な期間と思うかによって、楽しみ方が変わってくる。

囲まれているいろんな物に対して、様々な視野を提供してくれる数学を知らずに死ぬのは、なんだかもったいない気がしたので、数学を学ぶための50冊をリストアップした。基本的にはお金が無いので、図書館を使う。今はネットで簡単に数学を勉強できるようになっているので、それも使う。わからないところは、YouTubeなどでバーチャルに学習塾を開講してくれている人たちの助けも借りる。こうやって、受験勉強を目的としない、視野を広げるための数学を身に着けていこうと考えている。

おすすめの数学コンテンツあったら教えてください。

<記事執筆当時、数学を勉強するために使っているもの>

小・中・高の計算がまるごとできる

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数学入門〈上〉 (岩波新書)

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数学入門〈下〉 (岩波新書 青版 396)

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ウェブサイト

www.geisya.or.jp

contest.japias.jp

mathtrain.jp

シロウトが考えた数学を学ぶための50冊リスト(山﨑が作成)

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