点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

記事に対する反省と目指すべき良い文章について

「反省記事でありつつ、ブログあるあるを解決するためのエッセンスを散りばめる」というテーマで書きました。一言で言うならば「自己申告制反面教師型エントリー」であります。興味があればどうぞ読んでやってください。

「ですます調」と「である調」

である調にすると「偉そう」と言われ、ですます調にすると「弱い」と言われる。試しに昨日の記事は久々に「である調」っぽく書いてみようと思ったのだけれど、自分の意見や文章の未熟さから、どうにもダサく感じる。

あとたまに文体を丁寧語にしていたりして、全体的にフラフラした印象が文章全体から伝わってきている感じがする。理想は筒井康隆のエッセイみたいに「である調」と「ですます調」の混在で、的確に使うと非常にユーモラスで愛嬌のある文章になるのだけれど、私と筒井さんを比較するなら月とスッポン、鯨と鰯なんて言葉じゃ言い表せない程の差があるわけでございます。安易に真似をすれば牛乳を温めたときにできる膜よりも薄っぺらい内容の記事になってしまうので危険だ。

話が前後する

僕がブログを書く場合、文章の構成を何も考えないでドバーと書く。だから話が前後して非常に読みにくい。あとは文章編集中に「これ話が前後してんな~~」と思って途中でパラグラフごと移動させることがあって、その後ちょこっと修正するという方法を使って整合性を無理やりとっちまおうという、横着に横着を重ねた方法を取るケースが頻発している。これのおかげで記事を書いている途中に自分が何を伝えたかったのかわからなくなってしまうことがある。ダメダメだ。

作業効率的なことを考えるなら、起承転結だか序破急だかの文章の型を決め、その段階で議論の展開の仕方を決め、見出しを先に書いたりして、それから本文の執筆に入るというようにすれば、今よりは幾分マシになる……と思う。もしこうした方法を取らないのであれば、最初に「意見」を最終目的地にするという方法がある。そもそも、その事柄に関する何らかの意見が無ければ、なんのためにブログを書いているのか分からん。この記事のように。

この記事の目的はなんだ?自分の文章の悪いところをあげて、「僕はこれからこういう風に文章かきま~~す」とかちょっと寒い。この記事に関しては「ブログあるある」というライトな感じで認識していただくのが一番ありがたい。

誤字が多すぎる

「チェックしろ」の一言で済まされる問題ではあるのだけれど、僕の脳みそは中々にポンコツだ。何回チェックしても必ず誤字があり、「これで誤字はなかろう」と高をくくっていると、数日後自分の記事をひょろっと見返すと、顔から火が出るほどに恥ずかしい間違いに気がつく時があるのです。誤字あったら教えて下さい。人間の脳みそは失敗によって記憶したり学習したりします。自分一人で火が出るほど恥ずかしがっていてもいけません。「やーい誤字あるぞー!ばーかばーか!」くらいの勢いでコメント欄にお書きくだされば、たちどころに僕の誤字は治るのではないかと思う。

良い文章は隅々にまで気を使って読者を飽きさせない文章のことを指すと思う。誤字というものをしてしまうと、文章のスタート地点にすら立てない。「誤字あるな~この人」と思われたその瞬間から、文章の内容よりも「誤字あるな~」という認識が強くなり、伝えたいことが伝わっていない可能性が高くなる。悲しいし、恥ずかしいね。

良い文章へのあこがれを捨てる

なんでブログを書いているのかというと面白いブログを読んで、「いいなー俺もこんな文章を書いて楽しませたいな」と思ったから。「ブログ、始めたいな」と思ったきっかけのブログは冬木糸一さんの基本読書と、かたむきみちおさんのおならっぷばーん。基本読書はSFに関する書評はこのブログ以外全然観ないほどだし、かたむきみちおさんのおならっぷばーんはブログタイトルもさることながら、文章も私が好きな作家さんの要素がふんだんに盛り込まれていて非常に好き。この2つがたまたまはてなブログだったので、はてなブログでブログを書き始めた。

ブログを書くのであれば「面白い文章」というものを書こうと言う意識がでてきてしまうのは仕方ないと思う。じゃなきゃブログなんて書かないよね。多くの人の心に残る文章を書きたいっていう気持ちは湧き上がるはず。でもそれが災いして無理に難しい言葉を使ったり、はっちゃけ過ぎたりふざけ過ぎたりして、「結局この記事は何が伝えたいの?」という結末を迎えてしまうことがある。文章作成術の本には、「名文を狙うな」ということが書かれていることが多い。自分が好きな作家やブロガーの文体をいくら真似したところで、肝心の自分の意見が伝わりにくかったり、間違えた言葉の運用をしてしまっていて論外も甚だしい状態になってしまう場合がある。

無理なく自分の言葉で書いた文章のほうが、読んでいてその人らしさも出るし、分かりやすくなることが多い。上の2つのブログや筒井さんのエッセイ、有名なブロガーさんだとフミコフミオ氏のブログなどを見ても、無理して書いているようには到底思えない。自分から自然に出てきた言葉で文章を書く、ということに重きをおいて、より楽しんでもらえるようなクソみたいな文章を発信し続けられたらいいなと思う。

文体練習

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