点の記録

点を線で結べない男の雑記帳

2019-01-01から1年間の記事一覧

『空気の検閲 大日本帝国の表現規制』/辻田真佐憲

空気の検閲 大日本帝国の表現規制 (光文社新書) 作者: 辻田真佐憲 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2018/03/15 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 超オススメ。もっと話題になっても良かったであろう本。 1928年~1945年までの表現規制手段…

中野テルヲはいいぞ

TERUO NAKANO 1996-2016 アーティスト: 中野テルヲ 出版社/メーカー: Beat Surfers 発売日: 2016/03/16 メディア: CD この商品を含むブログを見る 中野テルヲさんは平沢進さんがフロントマンだった「P-MODEL」というバンドに所属していたミュージシャン。ベ…

K君

僕の趣味は、ほとんどK君によって影響を受けたものであると言っても過言ではない。 K君は小学生から現在まで関係が続いている友人である。ここまで長い友人は、後にも先にもK君ただ1人である。 K君は神童であった。K君の才能を初めて体験したのは、小学校2…

猫舌は矯正しない方が幸せなんじゃないか

弟が猫舌を克服したと言うので、どのような方法であるのか尋ねた。 弟が言うことには、猫舌というのは、食べ方・飲み方の問題であり、それを矯正することによって克服可能である。猫舌の人は、熱いものを口に含む際、舌の先端に当ててしまう。これが良くない…

何かを断つことについて

母が断酒してもうすぐ1年になる。 断酒に成功してから、しきりに断酒の効能について、僕に話してくれるようになった。僕は医者から禁酒を言い渡されたので今は飲んでいない。たが、もし医者から、もう酒を飲んでも良いと言われるようになっても、よほどのこ…

「賢者のプロペラで偏頭痛が治った」という情報への個人的意見

『賢者のプロペラ』が頭痛に効く? 尊敬する音楽家の平沢進氏がまたもや話題になっている。アングラな世界で音楽を発表していた平沢氏がいきなりフジロックに出演することでも話題になったけれど、今度は少し毛色が違うみたい。 平沢氏が2000年に発表した『…

格ゲー面白い

家族に格ゲープレイヤーがいて、その影響で格ゲーをやるようになった。 ゲームに久しく触れていなかったせいもあるのだろうけれど、これが非常に面白いと感じている。僕が今やっているのは「スーパーストリートファイターⅡX」(以下スパⅡX)という1994年4月…

『世界の終わりに柴犬と』/石原雄

世界の終わりに柴犬と (MFC) 作者: 石原雄 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/11/21 メディア: コミック この商品を含むブログを見る Twitterで連載されて話題になっていたのだけど、出始めの時期に読むことができず、結局今になってまとめて読むこと…

『5分で「やる気」が出る賢者の言葉』/齋藤孝

5分で「やる気」が出る賢者の言葉 「プチ鬱」から脱け出す33の技術(小学館101新書) 作者: 齋藤孝 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2013/08/30 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る この本は著者が「こりゃいい」と思った言葉を、名を残した人物…

『知の編集術』/松岡正剛

知の編集術 (講談社現代新書) 作者: 松岡正剛 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2000/01/20 メディア: 新書 購入: 8人 クリック: 134回 この商品を含むブログ (97件) を見る 「知の○○」という題名の本に、あまり当たりは無い。これは文庫-LOGの『9冊目「知の…

『名探偵ピカチュウ』を観てしまった(ネタバレあり)

ネタバレあります。注意。 meitantei-pikachu.jp 悔しいことに、『名探偵ピカチュウ』を映画館で鑑賞してしまった。ポケモンが可愛かった。ポケモンが可愛かったこと以外はネタバレありじゃないと話せないので、読む際は自己責任で。

文章術の功罪

しがないブロガーであっても、なるべく自分の文章の質を高めようと「文章術」という雛形を獲得しようとする。しかし文章術には罠が隠されている。その文章術が実践できているか判断するものが居なければ、結局「悪質な我流」の文章を生み出しかねない、とい…

『金融がやっていること』/永野良介

もう選書にこだわってたらいつまで経っても本について書けないから、この間の選書基準一旦なしにしてもいいよね。誰も読んでないし。ということでかなりライトな選書で書評を一発。 金融がやっていること (ちくまプリマー新書) 作者: 永野良佑 出版社/メーカ…

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの思い出

今週のお題「平成を振り返る」 はてなブログ今週のお題の力を借りて記事を一本。僕が個人的に平成ロックバンドNo.1だと思っているASIAN KUNG-FU GENERATIONについての思い出を。 僕が聞く音楽は、6割平沢進周辺、4割それ以外だ。この4割の中でもかなりの割合…

文庫-LOGを始めたせいで、こっちで書評する時間が無くなったし、書評って難しいねって話

どうしよう。こっちで書評する時間が無い。同じ内容をコピペしちまえ!という腐れ大学生的発想が眼の前にぶら下がっているほど、こちらで書評をする時間が無い。単なる日記というか、そういうブログに成り果てようとしている。実は書評よりも、雑記のほうが…

平成最後のEnya推し──令和でも「ああEnyaだ」という安心感を語り継ぎたい

Enyaはいい。いつ聴いても、「ああEnyaだ」となるのがいい。それが僕の、心の津波をなだめてくれる。どんなに荒れていても、とはいかないが、少し荒れている程度であれば、吹き荒れる偏西風や貿易風が止まり、さらには月が引力を失ったかのように波が止まっ…

洋服を選ぶことが苦痛だ

自分から洋服店に足を運ぶことは2年に1度ほど。主にやぶれた下着や、相方に先ただれた靴下の代わりを探すための買い物であって、自分の好みの洋服を探しに行き、それを喜々として買い求めるためのものではない。 あらゆるものに自信を無くしてきた僕だが、「…

昨日の記事に対する弁明と謝罪

Facebookに本ブログを共有をしはじめたところ、母に対して「お前のところの息子は大丈夫か?」という心配の声が届いてしまったらしい。うつ病であるということをブログで告白し、その僕から見える世界を記述しているのが原因であった。周囲の人間から心配さ…

2019-04-17

『うつ病は下痢に似ている』という文章を書いた。家族にもそのように伝えた所、納得のいくようだった。精神の調節ができないのは、ちょうど腹を下した時に、どう頑張っても漏れるときは漏れるという、あの感覚に近い。考え方を変えても、下った腹は便を出し…

欲しいけど、よく考えたらいらないもの、それは『iPad』だ

ああ、iPad。欲しいなぁ。 電子書籍を大きな画面で読める。スマホに比べて画面が大きいから、ネット検索するときも、ちっこい文字に目を凝らして読む必要がない。スマホでゲームすると充電がすぐになくなるけど、iPadなら携帯の電池を気にせずに使える。ノー…

睡眠障害者による朝の禊

おはよう。 一口ゲロってあるじゃん。たった今あれで喉を焼かれた。 食道も焼けるように熱い。しかし窓の隙間を通ってくる外気は冷たい。北関東では雪が観測されるほどの冷え込み具合だ。寒の戻りというやつなんだろうけど、いくらなんでも戻りすぎ。 世の中…

うつ病は下痢に似ている

気分の落ち込み方はそれぞれだろうが、僕の場合はこんな感じだ。 何もきっかけが無いようなところから(もしかしたら無意識に何かトラウマを思い出しているかもしれないけれど)、そわそわしたり、不安感に苛まれたりする。だんだんと過去の選択を悔いたりする…

「教養」死すべし

『「教養」死すべし』なあんてことを言っちゃってるのは、「教養ブーム」は教養を作らないという、そういうことを言いたいために大げさにタイトルを付けた。教養ブームの被害者だからである。

ブロガーの弱点

それは校正がいないことである。 いや、だからこそ、個人の特色が出るので、良い。という人もいるだろうけれど。 やっぱり、お前の文章はここがダメであるということを言ってくれる人がいないと、どんどん腐って言ってしまいそうで不安である。 ブログという…

「読書会」に参加することになった

『文庫-LOG』経由で読書会に参加することになった。が、現在は精神状態のバグにより、電車やバスに乗れない問題を抱えていることを忘れていた。今度、西国分寺まで乗れる練習をしよう。案外大丈夫かもしれない。なお、読書会が行われる場所は「下北沢」であ…

始めて本をブックオフで60冊売ったら725円だった。

本はとにかく買え!と知の巨人達は仰っている。それを真に受けて、バンバン本を買っていた時期がある。 どんな悪書でも、悪書なりに役に立つ時が来るだろう!という幻想を勝手に作り、クソ自己啓発本だろうがなんだろうが、手当たり次第に買っていった。それ…

文章的ミニマリズムとは何か

書いた。 bunkolog.hatenablog.com 読んでほしい。 おわり。

日記-20190408 4:59

左側には文庫がつまれ、中央には白紙のはてなブログ編集画面、その前には「なんでもノート」と何かと知をゴリ押しする佐藤優の本がある。 薄暗い空間で作業をするのが好きになってしまった。昔は漫画喫茶の薄暗さが苦手で、殆ど利用していなかったのだけど、…

真面目じゃない書評を書きたい

書評にはユーモアが必要であると考えていますが、なかなか上手くいきません。 『文庫-LOG』の第4冊目は、『ソクラテスの弁明・クリトン』を紹介しました。なんか、このままだと普通の文庫書評サイトになっていきそうで、方向転換も考えているんですけれども…

まだ文体について悩んでいるんですよ

ブログの文章を書く度に、文体について悩んじゃうんですよ。「ですます調」が良いのか、「である調」が良いのか。仕事の文章でもないので、「ええい!ごちゃまぜにしてしまえ!」なのか。非常に悩むんですよ。 記事の内容しっかりしろ?そんなのどうだって良いんで…